魔法のカードで映画の中の世界へ行ったり来たり・・・「ラスト・アクション・ヒーロー」
映画好きな少年が、スクリーンの中のアクション・ヒーローと共に大冒険を繰り広げるファンタジー・アクションその1: 時間があると映画館に飛び込む少年は・・・ニューヨークのタイムズ・スクエアにある映画館パンドラ。そのうらぶれた映画館に入りびたっている映画ファンの少年ダニー(オースティン・オブライエン)は、今日もロサンゼルス市警のスーパー・コップ、ジャック・スレイター(アーノルド・シュワルツェネッガー)が活躍するシリーズもの「ジャック・スレイター」に夢中だ。ウェイトレスの母アイリーン(マーセデス・ルール)と2人暮しの孤独な少年が信じられるのは、映画の中の夢の世界だけ。ある日ダニーは、映写技師のニック(ロバート・プロスキー)の手伝いで、次回上映作「ジャック・スレイター」のフィルム・チェックに立ち会うことになる。ニックは、ダニーに一枚の光り輝くチケットを与えた。それは別世界へのパスポートだった。ひとり映画館の座席に身を沈めたダニーの前で映画は始まる。その2: 映画の中の自動車追撃シーンに飛び込んでしまうダニー 南カリフォルニアのギャングの大ボス、ヴィヴァルディの邸宅で、ジャック・スレイターの又従弟フランク(アート・カーニー)が痛めつけられている。彼の前に組織の殺し屋ベネディクト(チャールズ・ダンス)が不気味な姿を現す。スレイターが現れた時、フランクは虫の息の下から組織の動きを伝えて絶命。怒りのスレイターは逃げる殺し屋たちを追撃する。その時、ダニーの魔法のチケットが輝き、ダニーはスクリーンの中の世界に呑みこまれた。突然現れた見知らぬ少年に目を丸くするスレイター。「お前は誰だ?」「こいつはすげえや」運転しながら、ギャングと撃ち合うスレイター。ダニーは大喜びだ。映画を観て前後の展開をよく知っているダニーを、不思議がるスレイターと上司のデッカー警部補(フランク・マクレー)。デッカーはスレイターに、ダニーと一日パートナーを組ませる。ダニーはスレイターをヴィヴァルディの屋敷へ案内した。出てきたベネディクトと火花を散らす。ヴィヴァルディ(アンソニー・クイン)はベネディクトに「スレイターを殺せ」と命じる。その頃スレイターはダニーを連れて別れた妻の家へ。娘が出迎える。やがてベネディクトたちが侵入してきた。その3: シュワルツェネッガーお得意の格闘シーンが洩り沢山 ダニーはチケットが入った財布をベネティクトに巻き上げられ、相変わらず大暴れしてしまったスレイターはデッカーに警察バッジを取り上げられてしまう。しかし、ダニーからヴィヴァルディ一味の虐殺計画を伝えられたスレイターは超人的な活躍で粉砕。ビルの屋上での撃ち合い、銃弾が激しく交差する。高層ビルから大クレーン、それから池に飛び込む。シュワちゃん命がけの闘いが続く。ベネディクトは、ヴィヴァルディを射殺すると、魔法のチケットの力で現実の世界へ逃げこむ。ダニーとスレイターもそれを追って映画の世界を抜け出し・・・。「ヒーローも疲れるぜ」というシュワちゃんのセリフが面白い。アクション映画ファンにはこたえられない一本といえよう。 1993年 アメリカ・カラー 監督 ジョン・マクティアナン 出演 アーノルド・シュワルツェネッガー オースティン・オブライエン チャールズ・ダンス F・マーリー・エイブラハム アート・カーニー フランク・マクレー トミー・ヌーナン ロバート・プロスキー アンソニー・クイン A HREF="http://blog.with2.net/link.php?338357">人気blogランキングへ