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テーマ:DVD映画鑑賞(14196)
カテゴリ:アメリカ ・ SF
「未知との遭遇」は若きスピルバーグが作り上げたSF大作である。この映画撮影当時彼はまだ30歳であった。 人類が初めて宇宙人と遭遇するデヴィルス・タワーはアメリカ西部のワイオミング州の小さな町、ヒューレット近くにある高さ264mの岩山だ。 その土地に秘密裏に建造された化学基地、上空に宇宙船が姿を見せて着陸する。中から現れたのは、何十年も前に行方不明になっていた軍人たちや一般人たちである。 「空に注目して。未知の目標が北北西から接近してきます」 アメリカ、インディアナ州で、原因不明の大停電が発生、調査のため現場へ向かう電機技師ロイ(リチャード・ドレイファス)が、途中、強烈な光を発するUFO(未確認飛行物体)に遭遇する。その謎の光に導かれるようにバリー少年が"誘拐”されるなど、各地で奇妙な事件が相次ぐ。 ロイは脳裏に焼き付けられた"山”の幻影に取り付かれ奇妙な行動を取り始める。気が狂ったとしか思えない妻や子供たちは家を飛び出していく。 「不思議だ・・・。昨夜以来、頭から離れない。この形が・・・」 家の中に山の模型を作り出すロイ。 同じようにUFOを目撃したジリアン(メリンダ・ディロン)も"山”に取り付かれ、しかも息子のバリーが家から光に誘いだされる。”山”がデヴィルズ・タワーであることに気づいたロイとジリアンは、真実を知ろうと、それぞれデヴィルズ・タワーに向かう。二人は途中で会い、山麓の基地に潜入し、デヴィルス・タワーに上っていく。そこに巨大な宇宙船が現れ・・・・・。 この映画にはヌーヴェル・ヴァーグの巨匠フランソワ・トリュフォーがラコーム博士役で出演している。彼の出演が決まったとき、スピルバーグは大喜びしたそうだ。 これまでの宇宙物は宇宙人を人類の敵として描いてきた。この「未知との遭遇」でスピルバーグは宇宙人とも理解しあえることを描きたかったのだ。それはロイが大勢の宇宙人に手を引かれ円盤に乗り込んでいくシーンによく現れている。 1977年 アメリカ・カラー 監督 スティーヴン・スピルバーグ 出演 リチャード・ドレイファス メリンダ・ディロン フランソワ・トリュフォ ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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