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テーマ:最近観た映画。(40086)
カテゴリ:アメリカ ・ サスペンス
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車を連転する人間なら少なからず経験する大型トラックの無謀運転。ハイウエイでのトラブルが殺意にまで発展する現代の恐怖をスリリングに描いたスピルバーグのデヴュー作。 デビッド・マン(デニス・ウィーバー)は、知人から借金を取りたてるために、高速伝いにカルフォルニア州を南に向っていた。その途中、40トンタンク・ローリーに道をはばまれたマンは、アクセルを踏んでタンク・ローリーを追い抜いた。これが事件の発端だった。 タンク・ローリーは轟音をたてて抜きかえすとデビッドの車すれすれにまわり込み、再び前方をふさいだ。この無鉄砲な運転ぶりに腹を立てたデビッドはタンク・ローリーを追い抜き、スピードをあげてタンク・ローリーとの距離をできるだけあけようとした。数分後にデビッドはガソリン・スタンドで給油している間に妻(ジャクリーヌ・スコット)に電話し、昨晩議論したことについて話しあった。 スタンドを発車して間もなく、例のタンク・ローリーがなおも追いかけてくるのに驚ろいた。やがてタンク・ローリーはデビッドの車を追い越し、スピードを落して道をふさぐ。こんなことをしていたのでは約束の時間に間にあわない。狭い先の見えないカーブにさしかかった時、運転手(キャリー・ロフティン)は手を振ってデビッドに追い越しをゆるす。彼が隣りのレーンに乗り入れ、角を曲がると、青いセダンが矢のように向ってくる。一瞬のうちにデビッドは元のレーンに車を戻し、数インチの差で対向車をかわす。デビッドは運転手が明らかに殺意を抱いていることに気づき茫然とする。 ドライブ・インに入り、気をしずめたデビッドの眼は駐車場に止まっているタンク・ローリーに釘づけになった。運転手の顔は判らなかったが、こちらを向いてニヤニヤ笑っている男に喰ってかかった。 「頼む、もう止めてくれ。あんな危険なことをするのは」 「何のことだ」 「私を殺すつもりか!」 「何だと!」 次の瞬間、殴りとばされたのはデビッドの方だった。男は出て行った。別のトラックだ。 再び旅は始まった。突然、踏切で列車の通過を待っていたデビッドの車にトラックが体当りをかけてきた。40トンの車に後から押されては、いくらプレーキを踏んでも乗用車は前に押しだされる。デビッドの車は徐徐に列車に近づいてゆく。間一髪で列車をやり過ごし、踏切から飛ぴだしたデピッドの車の横を、タンク・ローリーは何ごともなかったように走り去った。 やがて、坂にかかり、デビッドの車は白煙をふきあげながらスピードが落ちていく。以前、ラジエター・ホースを取りかえる必要があるといわれていたことを忘れていたのだ。もはやこのままでは走れない。このままでは確実に追いつかれる。デビッドは脇道にそれ、崖の一歩手前でタンク・ローリーを待ち構えた。数分後、タンク・ローリーはデピッドの車めがけて走ってきた。デビッドはタンク・ローリーめがけて車を走らせ激突寸前のところで飛びおりた。タンク・ローリーは、車と共に崖の下に落ていった。 半狂乱になったようにデビッドは一人奇声を挙げて踊リ上がるのだった。 こわい、こわいお話だ。高速道では起きそうな事件ではある。おのおの方、ご用心、ご用心!! 1972年 アメリカ・カラー 監督 スティーヴン・スピルバーグ 出演 デニス・ウイーバー ジャクリーン・スコット ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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