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カテゴリ:アメリカ ・ サスペンス
子守歌のハミングが流れ、カメラはマンハッタンの町並みの俯瞰から古めかしいアパートへと降りていく。このいわくありそうな建物を舞台に若妻ローズマリー(ミア・ファーロー)の”異常な妊娠事件”が勃発する。 ロマン・ポランスキーは、妊娠により情緒不安定になった若妻が体験する数々の不気味で不可解な事件を淡々と描き上げて行く。 「気は確かです 正気です 神にかけて誓います・・・私の赤ん坊が狙われているの」 悪魔の手から自分の赤ちゃんを守るため、必死で逃れようとするローズマリー。夫のガイ(ジョン・カサヴェテス)とゆりかごを用意し、幸せな気分に浸ったのも束の間だ。 悪魔の儀式に参加する夢にうなされた翌朝、ローズマリーの体には夢と同じ不気味な爪あとが残っていた。 やがて、死産だと聞かされていた彼女の耳に、赤ん坊の泣き声が聞こえてくる。更に看護の女が搾り出した母乳をどこかへ持ち去ったことから、ローズマリーはナイフを片手に隣家に乗り込む。 するとそこには黒いゆりかこを囲み、夫をはじめ、知り合いの面々が集まって祝杯を挙げていた。そして、ゆりかごの中には・・・・・ 「世界中の女の中から あなたは選ばれたの 悪魔の世継ぎの母親にと・・・」 この一作でミア・ファーローは出世の階段を登り、ロマン・ポランスキーは恐怖映画の巨匠と謳われる監督になったのである。 1968年 アメリカ・カラー 監督 ロマン・ポランスキー 出演 ミア・ファーロー ジョン・カサヴェテス ルース・ゴードン ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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