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シネマに賭けた青春「夢を追いかけた日々」の想い出

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酒天倶楽部@ 追伸  楽天ブログユーザーでなければコメント…
酒天倶楽部@ 初めまして  花登筺を調べていて、貴ブログ『私と…
くーる31@ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
大西俊郎@ リンク了解しました 中々凝ったブログですね。勉強になります。
くーる31@ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…

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ニューヨークへ向かう豪華客船のデッキで知り合った画家のニッキーと歌手のテリー。二人は次第に惹かれ合い、恋に落ちる。お互いに婚約者がいる身の彼らはそれぞれの恋を清算して、半年後、エンパイアステートビルの屋上で再会しようと約束したが……。

これは典型的なすれ違いドラマである。キューピットの悪戯で会えなくなってしまった二人は、あくまでも愛を貫くのか、諦めるのか・・・。ラストシーンは感動的だ。

ニューヨーク航路の豪華船コンスティテュウション号の美しい船客テリイ(デボラ・カー)は、置き忘れたシンガレット・ケースが縁でニッキイ(ケイリイ・グランド)と知りあった。

2人は一緒に食事をするほどの仲になったが、共に婚約者のある身で、船内のゴシップになるのをさけて、別行動をとらねばならなかった。

船がナポリに着いたとき、ニッキイはテリイを誘って彼の祖母の家をたずね忘れ難い旅情に1日をすごした。ここでテリイはニッキイが才能のある画家であることを知る。

思い出深い1夜を、ニューヨーク港の船内ですごし、6ヵ月後の再会を約して2人は別れた。その時こそ2人の愛が実ることを信じて……。

やがて誓いの宵が来た。ナイトクラブに出演して成功したテリイは、約束の場所に急ぐ途中、走ってきた車にはねられてしまった。それとは知らぬニッキイはそぼ降る雨にぬれながら、夜おそくまで待ち続けた。

数ヶ月たったある日、ニッキイは画商から自動車事故で不具になった女性が、彼の描いたテリイの肖像画を欲しがっているが、金が無くて買えないという話をきき、今はすべてをあきらめて、その絵をその女性に贈った。

その後とある劇場でニッキイは車椅子に乗ったテリイにあったが、昔と違う彼女に気づかず、別れてしまった。

クリスマスの日、あの不幸な女性への贈物にと、ニッキイは祖母のショールをもって彼女をおとずれる。彼女はソファに足を伸ばしたまま、座っていた。そしてテリイだと分かると彼女にこう云うのだ。
「実はあの時、僕は行かなかったのだ」
「だったら、”ごめんなさい”ぐらいはいうべきよ」
「あの時は怒っただろう。待ちぼうけで」
「ええ、かんかんになったわ」
「どれくらい待った?深夜まで?」
「えっ、ええ・・・」
「雷雨の中で・・・」 
      *    *    *
「君の絵を描いたよ。僕の最高傑作だ。画商によると欲しいと言った女性は貧乏で、その上、足がーーー」

ニッキーは奥の部屋の扉を開けるとそこにはあの絵が飾ってあった。総てを知ったニッキイは変わり果てた、涙にうるむテリイをしっかり抱くのであった。外には真白な雪が音もなく降りつづいていた。

幸せはいつの日か、きっと微笑みかける。苦しみに耐えた後に、それは待っていてくれるのだ。

1957年 アメリカ/カラー 監督 レオ・マッケリー 出演 ケイリー・グラント/デボラ・カー/リチャード・デニング

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Last updated  2007.05.15 12:36:46
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