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テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:アメリカ ・ 戦争物
類稀な戦略家として敵に恐れられたパットン将軍。だが、余りに激しい気性と名誉欲、そして奇行により失脚を繰り返したパットンと高名なロンメルとの対比を描き出している。 第2次大戦下のアフリカ戦線。ナチス・ドイツ軍によって苦戦を強いられていたアメリカ軍に、戦略家・パットン将軍が着任する。伝説の猛将・パットンの壮烈な生き様を描いた戦争大作。 舞台一面に張られた国旗の前に立つパットンが、将兵たちに向かって喋りかける。 「これだけは覚えておけ、臆病者が祖国の勝利のために命を捧げたためしはない。アメリカ国民は勝者をたたえ、敗者は容認しない。我々は何事も勝つためにやる。負けて笑うやつは1人もおらん。アメリカが未だかって敗北を知らないのは何故か?敗れるという考えすら、国民が嫌っているからだ。薄汚いナチスドイツ兵どもは一人残らず殺せ!皆殺しにするんだ」 こうパットンは話す、いや叫ぶのだ。 パットンの専横ぶりは弱気の病人まで病室から追い出す有様だ。容赦なく実行する。兵士たちの憎しみが募る。そして、前進につぐ前進を続ける。シチリア上陸作戦、パレルモ作戦、そのつど、問題児のパットンは問題にされる。そしてパットンは遂に・・・。 これは異色の戦争映画である。それにパットンのような人物像も珍しい。まさに時代錯誤の甚だしい男である。こんな男を上官に持った部下は大変だったろうと思う。しかし戦略家としての能力は抜群で、あのロンメルさえ彼の前に敗退したのである。 1970年度アカデミー賞7部門に輝く傑作だ。 1970年 アメリカ・カラー 監督:フランクリン・J.シャフナー 出演:ジョージ・C・スコット カール・マルデン マイケル・ベイツ カール・マイケル・フォーグラー ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.25 12:42:25
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