|
テーマ:最近観た映画。(40092)
カテゴリ:アメリカ ・ ファンタジー
ここはNYの下町。立ち退きを迫られている安アパートに、宇宙からの小さな訪問者が現れて地上げ屋から守ってくれる。これは心温まるSFファンタジーだ。 ニューヨークの下町、イーストサイドの最も古いアパートで立ち退きをめぐって、不動産業者と住民達の争いが続いていた。 亡くなった息子がまだ生きていると信じる老女フェイ・ライリー(ジェシカ・タンディ)を世話する夫のフランク(ヒューム・クローニン)は、年老いて疲れを感じ始めていた。 妻の世話やアパートの立ち退き問題に疲れ果て眠り込んだフランクの部屋に、宇宙から空飛ぶ円盤の形をした夫婦の宇宙生物が飛来してくる。 アパートの屋上の小屋で暮らし始めた宇宙生物の存在は、フランクら5人の住人に知れわたった。 何日か過ぎたある夜、宇宙生物の1匹が小屋で3匹の子を産んだ。2匹は元気だが、1匹の様子がおかしい。ボクサーくずれのハリー・ノーブル(フランク・マクレー)は部屋に持ちかえり、自分で大切にしていたテレビを壊し、部品で死にかけた宇宙生物を救ってやる。 宇宙生物たちはフランクのコーヒーショップで、手伝いをしてくれるまでになった。そんなある夜、地上げ屋の1人、カルロス(マイケル・カーマイン)がアパートに侵入し、斧で水道管や電気施設を叩き壊す。それに気づいた父親の宇宙生物は、カルロスに見つかり壊されてしまった。カルロスを息子と思っていたフェイは半狂乱になる。 宇宙生物の子供たち3匹は驚いて姿を消し、母親の宇宙生物は壊れた1匹の修理に没頭する。姿を消した3匹を呼び戻そうと、ハリーは近くの建物のネオン塔から笛を吹き始めた。するとどこからともなく3匹が現れ、修理を終え元気になった親たちと空の彼方に飛び去ってしまった。 その頃アパートでは、どうしても住人を立ち退かせようと、悪徳不動産屋が自動発火装置をセットしていた。それを知ったカルロスは止めようとするが間に合わず、アパートは火の海になる。 1人アパートの中にいたフェイをやっとの思いで助け出したカルロス。入院していたフェイが退院する時カルロスは姿を見せたが、すぐにまたいなくなる。 退院を喜び合うフェイたちの所へ警察官が、瓦礫の山となったアパートでたいへんなことが起きていると呼びに来た。円盤一家が飛来してきて、一夜にしてピカピカのアパートを建ててしまったのだ。高層ビルの谷間に埋没しそうになりながら、厳然と存在を誇示するように建っているアパート。まさに団結の勝利であった。 ジェシカ・タンディの演技が光る。本当に見事だ。可愛らしい円盤の演技もよく出来ており、大いに笑わせてくれる。特撮賞ものだ。 1987年 アメリカ・カラー 監督 マシュー・ロビンス 出演 ジェシカ・タンディ/ヒューム・クローニン ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.05 21:34:59
コメント(0) | コメントを書く
[アメリカ ・ ファンタジー] カテゴリの最新記事
|