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シネマに賭けた青春「夢を追いかけた日々」の想い出

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酒天倶楽部@ 初めまして  花登筺を調べていて、貴ブログ『私と…
くーる31@ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
大西俊郎@ リンク了解しました 中々凝ったブログですね。勉強になります。
くーる31@ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…

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カテゴリ:イギリス映画


1927年のロシア、ユダヤ人の父(オレグ・ヤンコフスキー)は母亡き娘フィゲレを祖母に託し、アメリカへ移民で旅立った。幼いフィゲレはユダヤ人迫害から逃れるため、ロシアからイギリスへたった1人でやってくる。スージーという新しい名前を貰った彼女は迫害にめげず成長。

スージー(クリスティーナ・リッチ)は、かすかに覚えている父親の子守歌を手がかりに、父親を捜す旅に出る。その旅費を稼ぐために、パリでコーラス・ガールとして働くことになるスージーは、美しく野心家のロシア人ダンサー、ローラ(ケイト・ブランシェット)と知り合い、アリアの名手であるイタリア人オペラ歌手ダンテ(ジョン・タトゥーロ)の美声に惹かれるもののその人間性に失望した彼女は、やがてジプシーの青年チェーザー(ジョニー・デップ)と恋におちる。

ローラと同居を始めたスージーは、ある夜自分がユダヤ人であることを打ち明ける。ローラはおぼこいスージーに男を掴まえるルールを話して聞かせる。

「ひとつ、まず言いなりにならず、相手をジラすの。男をハンターの気持ちにさせて、美しい野性の動物を追わせる。それが男の本能よ。第二に男の気を引きたければ、いつも笑顔を見せること。そして彼の話を聞く、男って相手の関心が欲しいの、心がモロイから。第3に、いつも美しく輝くように、一番重要なポイントは美しくあることよ・・・」

だがナチスによる第二次大戦の影が、パリにも迫ってきた。スージーはチェーザーと別れの夜を過ごす。大家族の一員であるチェーザーには家族を護る義務があり、ここを離れられないのだ。

「今は逃げることが一番だ、ここにいれば君は死ぬ。お父さんはきっと君を待っている、おれのスージー、アメリカへ行って、お父さんと出会い、歌うんだ」
チェーザーはスージーを抱きしめる。その目から溢れ落ちる涙。

スージーはローラと共にニューヨーク行きの船に乗る。ところが船は、ドイツ軍の攻撃により撃沈。スージーは助かったが、ローラは死亡。ニューヨークでまたひとりぼっちとなったスージーは、父を探してハリウッドまで行く。そしてついに、瀕死の老人となっていた父と再会を果たすのであった。

心が痛くなるような愛の感動作だ。ハンカチを用意してご覧下さい。オペラ歌手ダンテの歌声はさすがだ。1聴の価値ありと言っておこう。

2000年 イギリス=フランス・カラー 監督 サリー・ポッター 出演者 クリスティーナ・リッチ/ジョニー・デップ/ケイト・ブランシェット/ジョン・タトゥーロ/オレグ・ヤンコフスキー/ハリー・ディーン・スタントン

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Last updated  2007.08.24 13:00:16
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