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テーマ:最近観た映画。(40095)
カテゴリ:アメリカ ・ サスペンス
その1:偶然の出来事がふくれあがっていく恐ろしさ 猛烈な風の吹き荒れる日、ニューヨーク郊外に住む専業主婦コニー(ダイアン・レイン)は町に出た。買い物をして外にでると風に吹き飛ばされそうになる。タクシーを呼んでも1台も止まってくれない。仕方なく歩き出した彼女は風に押されてフランス人のブック・ディーラー、ポール(オリヴィエ・マルティネス)にぶつかる。こんな日に持ちきれないほどの本を抱えて歩くというポールという男もどうかしてると思うのだが、路上で仲良く転倒、コニーは足をすりむく。手当てをするというポールに誘われて部屋に入る。 次のステップは迷った末に電話し、ポールに呼ばれる。そして三度目に会って挙句はベッドイン・・・。 その2:妻の浮気を疑い始める夫は、どう対処する??? 夫のエドワード(リチャード・ギア)は小さいながらも会社の社長だ。結婚以来妻を愛しており、小学生の子供までいる。いわば模範的な中流家庭の主人である。満足している筈の妻が何故浮気を???。緊張の糸が切れたコニーは夫にウソをついてまで、ポールと逢引きする始末。遂にエドワードは私立探偵に妻の尾行を頼む。そして・・・ その3:フランス人の若い男、ポールは露出狂か!? ポールは自分の部屋でコニーを相手にするだけでは満足出来ず、図書館の中、トイレの部屋、路上の物陰とところ構わずSEXに耽る。こんな悪趣味の男の道具にされるコニーは半狂乱のようになりながらも男と離れられない。 彼らに愛は存在するのだろうか。それはどのような形なのか? 偶然から発生した肉体関係を愛と呼べるのだろうか。 その4:妻を愛していた夫は錯乱のあまり、男の額に・・・ エドワードはポールの部屋を訪ねる。何が悪いのか、と言わんばかりのポールにエドワードは手にした透明の玉でポールを殴りつける。凶器になった丸い玉は彼がコニーにプレゼントしたものだった。ポールはその場に昏倒する。殺人者になってしまったエドワードは・・・ その5:最後のカットは中々イキだ。 「自首する」 という夫にコニーはこういう。 「メキシコでもどこでも逃げるのよ。私もついていくわ」 走行する車が信号で止まる。二人、車の中で抱き合う。信号が青に変わるが二人は夢中でキスしている。後続車はない。カメラが引くと、何とそこは警察署の前だった。そこにエンドマーク。 エロチック・サスペンスものとしてはまずまずの出来だ。浮気というやつはどこで芽を出すか分からない。単なる浮気が殺人事件になることはよくある話だ。こわ~いこわ~い結果を招かぬように充分気をつけましょう。 思い出のシーンでコニーがポールにぶつかったあと、止まったタクシーに乗り走り去るイメージが描かれる。もしこうなっていればこの映画は出来なかったというメッセージであろうか。 2002年 アメリカ・カラー 監督 エイドリアン・ライン 出演 リチャード・ギア ダイアン・レイン オリヴィエ・マルティネス エリック・ペア・サリヴァン チャド・ロウ 9月より映画評を全面リニューアルさせていただきました。単なるストーリー紹介から脱皮したいと思ったからです。この方が面白い、読みやすいとお思いでしたら、クリックして下さい。ブログランキングに参加中です 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.07 13:18:15
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