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カテゴリ:アメリカ ・ サスペンス
【世界名作映画DVD】毒薬と老嬢 ブルックリンの豪邸に暮らす老姉妹エビイとマーサは、老い先短い不幸な老人たちを安らかに眠らせるという、秘かな仕事に精をだしていた。屋敷の下宿人たちに、毒入りのワインを飲ませ、死体を地下に隠していたのだ。そこへ、彼女たちの甥のモーティマーが、新妻を連れてやってくる……。 その1: ケイリー・グラントの見事な演技!! ケイリー・グラントはひょっとして喜劇役者だったのか、という位、死体?を発見した時の目の動き、身体の動きなど実に見事な演技である。ちょっとオーバーな感がしないでもないが大根役者と言われていたケーリーを魅せたのは、キャプラの演技指導によるものだろうか。 新妻に叔母たちの狂気を覚らせないためにモーティマー(ケーリー・グラント)は苦労する。叔母たちのもう一人の甥テディは自分を第26代大統領テディ・ルーズベルトと思い込んでいる精神異常者だ。 彼はここをパナマ運河であると信じ、地下の穴倉に運河を開さく中だ。運河は既に第11開門まで出来ていて、伯母たちが殺した老人の死体が関門ごとに葬られている。 その2: もう一人の甥で手配中の狂気の殺人者ジョナサンが屋敷に現れ・・・ 狂気のジョナサン(レイモンド・マッセイ)はアインシュタイン博士(ピーター・ローレ)と共にやって来る。博士はジョナサンの共犯者であり、主治医だ。ジョナサンの顔を博士は自由自在に外科的に変形させるのである。 彼らも一個の死体を携えて来たが、モーティマーを訪ねて来たエレーン(プリシラ・レーン)に発見されたので、ジョナサンは彼女とモーティマーを片づけるべく、二人をしばり上げ・・・。 ジョナサンは博士とともに、二人の処刑方法を構想中、この地域を受持つ警官オハラが訪れ、続いて殺人犯係のルーニー警部がやって来る。それを見たテディはラッパを吹いて、 「とつげき~!!」 と2階へ駆け上る始末。そして、てんやわんやの大騒ぎになる。 その3: ブロードウエイでヒットした舞台劇の映画化 この映画はブラック・コメディの傑作だ。いささか間延びするのは仕方ないが、キャプラ流喜劇といえるだろう。 1944年 アメリカ・モノクロ 監督 フランク・キャプラ 出演 ケーリー・グラント プリシラ・レイン ジョセフィン・ハル ジーン・アディア レイモンド・マッセイ ブログランキングに参加中です 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.19 22:39:53
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