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カテゴリ:アメリカ ・ サスペンス
ナイアガラ大瀑布を背景に、男女の愛憎と殺人事件をスリリングに描き出した名作。 あの ”モンローウォーク” を初披露し、全世界でモンロー人気を決定付けた作品だ。 その1: お色気たっぷりのマリリンとサスペンスの組み合わせが抜群!! ナイアガラ瀑布近くのホテルに、朝鮮戦線から疲労して帰って来たジョージ・ルーミス(ジョセフ・コットン)が、妻ローズ(マリリン・モンロー)と一緒に泊まっていた。 ナイアガラ瀑布の実景は実に圧巻だ。あなたも既にこの映画の現場に立たれたかもしれない。 ローズは最近、ほかの男ができている様子で、世間の人に夫は精神病と思わせようとしていた。 そのホテルに泊まりに来た新婚夫婦レイ・カットラーと妻のポリイ(ジーン・ピータース)は、観光トンネルを見物に出かけた時、ローズがテッド・パトリックという若い男と密会しているのを目撃する。 ローズの行動に疑惑を持つ夫のジョージは妻を密かにつけまわす。画面の陰影、構図の撮り方でサスペンチックな雰囲気を高めている。また鐘搗き堂から鳴り響く鐘の音が効果的に使われている。 その2: あのモンローウオーク発祥の地はナイアガラだった 劇中の男性ばかりでなく、モンローの”歩く”場面に釘付けになるだろう。それはもう色気を通りこした芸術だ。 夜、人々はダンスミュージックをかけて、踊りまくる。ローズが「これをかけて」と歌のレコードを差し出す。そして歌に合わせて口ずさむ。 「その歌、好きなの?」とポリイは聞く。 その時、部屋を出てきたジョージがいきなりレコード盤を取り上げ両手でレコードをぐちゃぐちゃに握り潰して部屋に戻る。夫の異常さを見せるシーンだ。 「ケガをしてるわ、きっと。手当てしてあげましょうか?」 「お願いするわ」 とローズ。 部屋に入り、手の怪我を治療してやるポリイ。 その時以来、ポリイはジョージに同情をよせ何かと世話をやく。ローズはテッドと共謀してジョージを殺す計画を立て、彼を観光トンネルにおびき出した。 だが翌朝死体となって現れたのは・・・。ローズは驚きのあまり卒倒して入院した。ローズは何か恐怖にいたたまれなくなって病院をとび出し、逃亡を図る。 たが、途中でジョージに見つかり、鐘搗き堂の屋上に追い込まれる。迫るジュージ、ローズの恐怖におののく顔のアップ。そして彼に絞殺される。倒れるローズを俯瞰で捉えたシーンは見事だ。死体のそばにへたり込むジョージが囁くようにいう。 「ローズ、愛してたよ」 その3: ボートは瀑布に向かって・・・ 翌日、瀑布の上手にある釣場へ釣に出かけたポリイとレイは、船着場に船をおいて買物に出かけた。ポリイが一足先に船にかえるとジョージが乗っていた。 彼女はジョージにローズを殺したことを自首するように勧めたが、彼は肯じなかった。2人を乗せた船は激流の中を瀑布の方へ近づいて行く。ポリイは船が崖に近づいたとき危く岩崖にはい上がった。その彼女にヘリが救いの手を差し伸べる。船はジョージを乗せたまま、滝壷に落ち込んでいった。 1953年 アメリカ・カラー 監督 ヘンリー・ハサウェイ 出演 マリリン・モンロー ジョゼフ・コットン ジーン・ピータース ケイシー・アダムス デニス・オディア リチャード・アラン ドン・ウィルソン ルリーン・タトル マリリン・モンロー コレクション ブログランキングに参加中です 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.11 13:16:02
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