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カテゴリ:サ~ソ
サンドラ・ディ、彼女はハリウッドが生んだ、初の本格的青春スターと云われている。ワーナー作品「避暑地の出来事」(59)でトロイ・ドナヒューとフレッシュなコンビを組み大当たりを取った。
若い男女がヨットで沖に出て嵐に会い、一夜を明かす。その間に二人がキスしたとかしなかったとか、二人の両親が大真面目で争う。いま考えればウソみたいな話としか思えない。それでも爆発的に大当たりをしたのだから世の中は分からない。 彼女は1942年4月23日、ニュージャージー州バイヨンで生まれた。ファッションモデルを経て1957年映画界に入り、青春映画スターとして1950年代末から1960年代初頭まで高い人気を誇った。 彼女が演じた中でアメリカでもっとも人気を博したのは、1959年のサーフィン映画「ギジェット」だ。また、主題歌も大ヒットした「避暑地の出来事」でもトロイ・ドナヒューと共演し、可愛らしいキャラクターで映画界のみならずテレビやファッションの世界で強い印象を残している。 その人気は爆発的でかつ急激で、当時の流行り歌に、「僕は君のトロイ・ドナヒュー、あなたは僕のサンドラ・ディー」という歌詞があった程だ。 出演作には他に「九月になれば」「ダイヤモンド作戦」「彼女は億万長者」などがある。しかし、決定打といえる作品は「避暑地の出来事」に尽きる。僅か160センチ、45キロというアメリカ人には珍しいほど小柄な女性だ。 「避暑地の出来事」が大ヒットしたあと、サンドラはロック歌手ボビー・ダーリンと結婚、青春スターのイメージをぶち壊してしまった。しかもボビーとの仲はしっくりいかず、スキャンダルだらけで、折角の人気も吹き飛んでしまった。 ボビーと結婚して一児をもうけたが1967年には離婚。 また、20歳を越えた頃から映画出演もめっきり減り、彼女の名前を聞くことはほとんど無くなってしまった。 2000年、アルコール依存症にかかり、2005年に死去した。享年62歳だった。華やかな青春だったが、彼女にとってはいっときのあだ花だったのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.12 10:46:19
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