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テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:タ~ト
ダスティン・ホフマン、彼はモテナイ男の部類にぞくしていたようだ。背は165センチと寸足らず、それでもバランスが取れていれば見栄えするのだが、胴長短足、顔はアバタ面でリッパナ鼻がヤケに目立つ。 そんな彼だが、ヴァラエティに富んだ役柄をこなし、映画のトンネルをくぐるうちにどんどんイイ男になってきた。そして、今では立派な信頼できる演技派に変身している。 ダスティンは1937年8月8日、カリフォルニア州ロサンゼルスでドイツ系ユダヤ人(ユダヤ系)の家系に生まれた。 ロサンゼルス高校卒業後、コンサートピアニストになる希望を持っており、ロサンゼルス音楽学校に入学。その後、医学に関心を持った彼は音楽学校を落第する前にサンタモニカ市立大学に入学し一年間学んだ。 「演劇科は誰も落第しない」と聞き、落第を避けるために演劇科を選択。ジーン・ハックマンと共にパサデナ劇場で二年間演じた。また彼らはしばらくの間ルームメイトだった。 彼は自活するために演劇を一時離れ、教員の仕事に就いたこともある。1960年にはオフ・ブロードウェイで初舞台を踏み、1961年にブロードウェイで初舞台を踏んだ。その後リー・ストラスバーグのアクターズ・スタジオで学び、1967年に映画デビューを果たす。 彼の名声は「卒業」(1967年)での不満を抱く大学生役で始まった。同作の演技でアカデミー主演男優賞ノミネートを受けた。結婚式場から花嫁をかっさらうシーンは爽快の極み、まるでゲーブル&コルベールの「或る夜の出来事」の再来を思わせてくれた。 卒業 また「真夜中のカーボーイ」でもアカデミー賞にノミネートされた。アカデミー賞を受賞した「クレイマー、クレイマー」(1979年)や「レインマン」(1988年)といった作品から完璧主義者として知られている。映画の役に深く深く埋没し、まるでほんとの人生を生きてきたように見せてくれるのだ。 彼の作品には見応えのあるものが多い。ウォーターゲート事件に迫った「大統領の陰謀」、意表を突いた女装作品の「トッツィー」、「マラソン マン」など、枚挙に暇が無い位だ。 大統領の陰謀 トッツィー ホフマンは1969年5月に結婚した最初の妻アン・バーンとの間に二人の娘カレンとジェンナがおり(カレンはアンの連れ子)、アンとの離婚後、1980年10月に再婚したリサ・ゴットセーゲンとの間に四人の子供、ヤコブ、マックス、レベッカ、アレクサンドラがいる。 現在73歳で健在だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.13 10:56:28
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