シネマに賭けた青春「夢を追いかけた日々」の想い出

エディ・マーフィー、彼の映画はともかく型破りで面白い。デビュー作の「48時間」を見て、一度で参ってしまった。つるべ打ちのマシンガントークが彼の得意技のようだ。

「大逆転」に続く「ビバリーヒルズ・コップ」では大ブレイク、興行収入2億ドル以上挙げるという大ヒット作品になった。一躍エディは大スターになった。そして、「ビバリーヒルズ・コップ2」も1億ドルの興行収入を上げる成績、製作会社はホクホク顔となったのである。

　大逆転　　

　　
エディは1961年4月3日、アフリカ系アメリカ人としてニューヨーク市ブルックリンで生まれた。16歳の時からコメディアンとして舞台で活躍し、19歳で人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』に出演するようになり人気者になる。

1982年、「48時間」で銀幕デビューし、「ビバリーヒルズ・コップ」シリーズなどコメディ映画に次々と出演した。

得意のマシンガントークで一世を風靡、1984年にはグラミー賞の「Best Comedy Album」を受賞している。

1990年代に入り、一時、役柄に行き詰まり、低迷したが、特殊メイクを駆使した「ナッティ・プロフェッサー」、「ドクタードリトル」「ショータイム」などで人気を回復、現在では「ドル箱スター」の1人として幅広い活躍を見せている。

ナッティ・プロフェッサー　

映画の中で特殊メイクを駆使して、女性や老人、また白人といった役柄もこなすことでも有名であり、外見だけではなく、それぞれの人種や年齢からくる特徴を確実に捉えた演技を実行することでも高い評価を得ている。

1億ドル以上の興収を挙げた作品に10作以上出演している。これは凄いことであるが、アカデミー賞にノミネートされたのは「ドリームガールズ」が初めてで、ゴールデングローブ賞を受賞したのも「ドリームガールズ」が初めてのことである。最近作は2008年の「デイブは宇宙船」だ。

ドリームガールズデイブは宇宙船

私生活はどうかというと、1993年にニコール・ミッチェルと結婚し5人の子供をもうけたが、2006年に離婚。2007年にメラニー・ブラウンとの間に1女をもうける。当初エディは否認していたが、検査の結果、エディの子供である事が確認されたそうである。