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ドナ・リード、彼女は実に美しかった。「素晴らしき哉 人生」ではジミィ・スチュアートの妻役を演じ、生きていることの素晴らしさを夫と共に分かちあった。
そして、特に忘れられない映画は、「ベニー・グッドマン物語」である。彼女は富豪の娘で、ベニーに惚れこみ一途な愛を捧げる役を見せてくれた。 素晴らしき哉、人生!ベニイ・グッドマン物語 「ベニイ・グッドマン物語」はスウィング・ジャズの黄金時代を築いたクラリネット奏者ベニイ・グッドマンの半生を描いた音楽自伝映画で、スティーヴ・アレンが見事に演じていた。その恋人役を演じたドナの可憐さはいつまでも記憶に残っている。 ラストシーンでカーネギー・ホールへ駆けつけてくる彼女に演奏する曲名でプロポーズするベニーとそれに応える彼女の姿は恋物語としても音楽映画としても圧巻だったと思う。 彼女は1921年1月27日、アイオワ州デニソンで生まれた。ドナは5人兄弟の長女である。高校卒業後にロサンゼルスに移り、ロサンゼルス・シティ・カレッジを卒業、その後映画界に入り、41年の「影なき男の影」で映画デビュー。46年にはフランク・キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」(1946年)に出演している。 テレビ番組『うちのママは世界一』(「ドナ・リード・ショー」)(1958年-1966年)でのドナ・ストーン夫人が彼女が演じた役の中では白眉なものとされている。彼女のしとやかで心暖まるパーソナリティが良妻賢母型の一つの典型だったといえよう。 彼女の作品には「ネバダ決死隊」「コレヒドール戦記」「地上より永遠に」「限りなき追跡」「雨の朝巴里に死す」などがある。 「地上より永遠に」(1953年)では、モンティが演じた自我の強い兵士を愛するクラブの女を控えめに演じていい味を出し、アカデミー助演女優賞に輝いた。 私生活では三人の夫と結婚、4人の子供を持った。ベトナム戦争に際しては、反戦運動を行ったこともある。1986年1月14日、彼女は満64歳で天国に迎えられた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.29 19:00:02
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