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カテゴリ:ラ~ロ
リンダ・ダーネル、みなさんはあの名画「荒野の決闘」でドクの情婦チワワ役を演じたリンダを覚えておいでだろうか。
クラントンの息子に撃たれて、ドクに手術をしてもらう。あばずれ女ながらも心に純情さを持った哀れな女を見事に演じきっていたリンダ。このとき、彼女はまだ無名に近かったそうである。 「荒野の決闘」で彼女の衣装を手がけたのは、フランス出身のルネ・ユベール。彼の洗練された衣装を気に入ったグロリア・スワンソンの招きでハリウッドへ進出。ディートリッヒやジョーン・クロフォードの衣装を手がけ、チワワ役のリンダの衣装も担当、清楚なクレメンタインを演じたキャシー・ダウンズを完全にリンダが食ってしまったという。 ルネは「永遠のアンバー」などでも彼女の衣装を手がけ、リンダをスターに押し上げるのに一役買ったそうだ。 彼女は1923年10月16日、テキサス州ダラスで生まれた。11歳でモデルになり、13歳で舞台に立った後、ステージママの影響で1939年、ハイスクール在学中の16歳の時に20世紀FOXのカメラテストを受けた。そして見事に合格。 同年、映画プロデューサーのダリル・F・ザナックと契約を結び、芸名を本名のモネッタからリンダへ変えて、『Hotel for Women』(1939年)で映画デビューを果たした。 その後、彼女は有名監督に競うように指名され、「荒野の決闘」で演技開眼して以来、スターへの道を順調に歩んできた。 彼女の主な作品には「血と砂」「西部の王者」「快傑ゾロ」「復讐鬼」など、多数の作品がある。特に妖艶さと冷酷さを演じ分けられる女優として期待されていた。 彼女は不運にも、1965年4月10日、イリノイ州の自宅で火事に遭い、翌日亡くなった。ダーネル自身の煙草の不始末が出火の原因という説もあるが、詳細は分かっていない。享年41歳であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.31 15:06:13
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