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2010.02.24
カテゴリ：ハ～ホ
ブリジット・フォッセー、哀切なギターの調べに乗って、5歳の少女と11歳の少年が”お墓ごっこ”を無邪気にして遊ぶ。名作「禁じられた遊び」で見るものの紅涙を絞った名子役ブリジットのあどけない演技。
劈頭、避難民の列にドイツ軍戦闘機が襲い掛かり、機銃掃射。ポレットをかばった両親は背中を撃ち抜かれて息絶えるのだ。動かなくなった両親を残して歩き出す幼女。  禁じられた遊び物語の最後で、孤児院に連れていかれるポレットが、「ママ、ママ」と呟き、雑踏の中に消えていく場面は特に胸をうつ。本当の悲劇はこれから始まるのだと言わんばかりに・・・。 見事なラスト・シーンである。 この映画を名作たらしめた最大の要因は、ブリジット・フォッセー演じる愛らしい少女の存在感だ。ルネ･クレマン監督がオーディションで見つけた素人の子役だったが、あどけない表情に複雑な心の動きを宿した達者な演技に世界中が驚いたという。 その後、ブリジットは名子役は大成しないというジンクスを見事に覆し、女優としても成功したのである。 彼女は1947年5月11日、フランス・ノール県トゥールコワンで生まれた。5歳の時に世界的な名作となる「禁じられた遊び」でデビュー。名子役の名を不動にするが、6年後の「ハッピー・ロード」を最後に子役を引退し、しばらく学業に励んだ。 20歳の時にカムバックをし以後大人の女優へと成長した。彼女の出演作品には、「恋愛日記」「さらば友よ」「ニュー・シネマ・パラダイス」「ウォンテッド Mr.クリスマス」「ラ・ブーム【字幕】 1&2」などがある。      名子役で売った彼女もすでに62歳、結婚もし、老後にさしかかっているが、もう一頑張りしてほしい。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2010.02.24 10:42:34
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