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シネマに賭けた青春「夢を追いかけた日々」の想い出

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カテゴリ:サ~ソ
ジャン・マレー、若い人には馴染みのない名前だが、フランス映画の美男俳優の一人だった。彼の日本初登場となった作品は「美女と野獣」である。

美女と野獣

私がこの映画に出会ったのは大学生のとき、フランスの天才詩人ジャン・コクトーの生み出したファンタジックな画面に引き込まれた。

恋に苦悩するあまり、死に瀕した哀れな野獣、その魔法を解いて美しい王子の姿に戻したのは美女ベルの優しい心だった。

彼の彫刻のような美貌、乱暴者の青年、野獣、王子の3役を演じ分けた演技力。日本初公開でジャン・マレーの虜になった女性はきっと多かったに違いない。

「ぼくは本職の監督ではないし、おそらく決してそうなれないだろう。夢中になって、つなぎ用のカットのことなど忘れてしまうからだ」
こういうコクトーのために、この映画の技術顧問を担当したのは、のちに「禁じられた遊び」を監督したルネ・クレマンだった。

彼の助けもあって、優美な「詩の映画」が完成したのである。


彼は1913年12月11日、フランス・シェルブールで生まれた。1933年に映画デビュー。1937年にコクトーと知り合う。

舞台『恐るべき親達』で主役を演じ、俳優としての地歩を固める。第二次世界大戦に出征後、舞台と映画で活躍。

戦後は1945年「美女と野獣」、1949年「オルフェ」などほとんどのコクトー作品に出演した。コクトー没後は、アクション映画にも進出し、コクトー没後20周年に当たる1983年には、コクトーの生涯を一人芝居で演じ、好評を得、1985年には来日上演している。

彼の出演作品としては、他に「オルフェ」「悲恋」「ロバと王女」「ルイ・ブラス」などがある。

   

コクトー作品でもう一本、忘れられないものがある。それは自分の名作戯曲「双頭の鷲」だ。
豪華絢爛たるこの映画、見応え充分だ。



マレーは80代になっても積極的に演劇活動をする傍ら、彫刻家としても活動した。1998年11月8日、血液系疾患のためカンヌで死去。84歳だった。





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Last updated  2010.03.25 12:04:24
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