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シルヴァ・コシナ、彼女のデビュー作品であり、出世作は何といっても「鉄道員」であろう。この映画で23歳のコシナはスター女優の座を獲得した。
鉄道員 「鉄道員」は監督ピエトロ・ジェルミが主演、機関手を演じ、人生の哀歓と家族の再生を謳い上げた作品だ。日本では末っ子のサンドロ少年の愛らしさが評判を呼び、大ヒットした。昭和33年(1958)のことである。 コシナは機関手の父、アンドレアの長女ジュリアを演じ、頑固一徹な父に反発する。そして近所の青年レナートと恋仲になり、妊娠していまう。父は無理やりレナートとジュリアを結婚させる。披露宴の席で見せるジュリアの憂い顔が印象に残る。 この1作でシルヴァ・コシナはイタリア映画界のスターになったのだった。 彼女は1933年8月22日、クロアチア(旧ユーゴスラビア王国)のザグレブ出身だ。11歳の時、姉を訪ねて渡伊し、その後イタリアで高校を卒業してナポリ大学医学部に入学した。 1952年にミス・ディ・タッパの栄冠に輝き、1954年、イタリア一周自転車レースの優勝者に花束を渡す役を務め、その時、容姿が耳目を集めて映画界入りしたが、あまり注目され無かった。 しかし、1956年にピエトロ・ジェルミ監督の「鉄道員」の長女・ジュリア役に抜擢されて、彼女の映画女優人生が始まった。その後はイタリアのみならずアメリカ・ドイツ等の映画に出演し、国際派女優として活躍した。一時期、映画プロデューサーのライモンド・カステッリと結婚していた。 主な出演作品には、「魂のジュリエッタ」「新・エクソシスト 死肉のダンス」「黄金の七人1+6エロチカ大作戦」 彼女は1994年12月26日、乳癌のため61歳で死去。「鉄道員」以外に代表作といえる作品が無かったのが惜しまれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.16 13:18:16
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