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カテゴリ:ハ~ホ
フランソワーズ・ドルレアック、彼女の名を覚えておいでの方はいるでしょうか。まだ25歳の若さで突然の事故のため、天国に駆け上がった女性。
「ロシュフォールの恋人たち」で見事な演技を見せてくれた彼女の姿は忘れられないものがある。この作品はジャック・ドゥミ監督のミュージカル映画で、カトリーヌ・ドヌーヴと実の姉であるフランソワーズ・ドルレアックを始め、ジーン・ケリー、ジョージ・チャキリス、ジャック・ペラン、ダニエル・ダリュー、ミシェル・ピコリといった仏米の豪華な出演者が登場している。 ロシュフォールの恋人たち フランス西南部の海辺の街ロシュフォールは、年に一度の祭を二日後に控え、賑わっていた。 その街にはソランジュとデルフィーヌという美しい双子姉妹が住んでおり、ソランジュは音楽家を、デルフィーヌはバレリーナを志し、いつの日かこのロシュフォールから飛び出し、花の都パリで自分達の力を試してみたいと思っていた。 また彼女たちは、いつの日か素晴らしい恋人にめぐり逢いたいという夢を抱いていた。そして祭りの日がやってきた。 広場にはたくさんの舞台が組立てられ、様々なショウが繰り広げられた。とあるきっかけで、エチエンヌとビルの二人組みにショウの出演を頼まれたソランジュとデルフィーヌの姉妹も舞台に立ち、歌と踊りを披露した。この歌と踊りの見応え充分なことよ。 ショウは大成功だった。ショウの後でエチエンヌとビルは、これからも自分達と一緒に仕事をして歩けばパリにも行くことが出来ると、姉妹を誘った。そして彼女らは、「パリへ行って大芸術家になろう。素晴らしい恋人にめぐりあえるかもしれないし・・・」と同行を承知する。 だが、”素晴らしい恋人”はすぐ近くにいた。そして姉妹二人は・・・ 彼女は1942年3月21日、パリで生まれた。父親は俳優のモーリス・ドルレアック、妹は女優のカトリーヌ・ドヌーヴ。10歳の時から舞台に立ち、コンセルヴァトワールで演技を学び、後にディオールのモデルを務めるなど知名度を上げた。 そして1964年に封切られた映画「リオの男」と「柔らかい肌」でスターとなる。1967年の映画「ロシュフォールの恋人たち」ではカトリーヌと共演した。他に出演作品としてはロマン・ポランスキーの「袋小路」がある。 妹がやや大顔でスタイルも日本人的だったのに比べると、小顔で手足の長い今風の陰のある美女であった。更なる活躍が期待されていたが、1967年6月26日、ニース空港に向かう運転中に事故にあい、25歳の若さで死去した。身長171cm、体重55kg。髪はブロンド、瞳はブラウン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.24 19:27:08
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