|
カテゴリ:サ~ソ
セルマ・リッター、彼女の出演作で印象に残っているのは、ヒッチコック監督の「裏窓」だ。骨折した報道カメラマン(ジェームス・スチュアート)の世話を焼く看護師兼家政婦の役で存在感を見せてくれた。
裏窓 又、ドリス・デイ主演の「夜を楽しく」でドリスの家政婦役を演じ、喜劇の味を出していたように思う。 夜を楽しく 彼女は貴重な脇役だったと言えるだろう。 セルマは 1905年2月14日、ニューヨーク市ブルックリンに生まれた。幼い頃から演劇に興味を持ち、小学校時代から舞台に立っていた。 ハイスクールを卒業後、AADA(アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツ)で本格的に演技を学ぶ。舞台でさまざまな経験を積んだが、一時引退し子育てに専念した。 1940年代に仕事を再開し、ラジオで活躍するようになる。映画初出演は1947年の「三十四丁目の奇蹟」(ジョージ・シートン)で、端役だがプロの注目を集めた。 翌1949年の「三人の妻への手紙」(ジョゼフ・L・マンキーウィッツ)ではかなり重要な役が与えられ、さらに同監督の「イヴの総て」(1950年)でアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされた。 その他の出演作品には、「34丁目の奇蹟」「足ながおじさん 」「終身犯」などがある。 「裏窓」(アルフレッド・ヒッチコック)の看護婦役など、1950-60年代を通じて個性的な脇役として映画ファンに親しまれた。アカデミー賞のノミネートも通算6回にわたったが、結局オスカーを手にすることはなかった。 1957年、ブロードウェイ・ミュージカル『New Girl In Town』に出演したリッターは、共演のグウェン・ヴァードンと共にトニー賞を受賞している。私生活では結婚1回、1969年2月4日、ニューヨークで心臓発作により死去。享年63歳だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.06 10:02:09
コメント(0) | コメントを書く
[サ~ソ] カテゴリの最新記事
|