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カテゴリ:ナ~ノ
ニナ・フォック、彼女のことが記憶に残っている映画となると数多いが、面白かったのは「巴里のアメリカ人」だ。
絵の勉強に来ているジーン・ケリーのパトロンになってやろうと持ちかける富豪の娘だ。運転手付きのオープンカーを乗り回し、ジーンと公私共のパトロン契約をする。 ジーンが成功するためには、彼女のようなパトロンを持つことが絶対必要条件なのだが・・・。 彼女は1924年4月20日、オランダのライデンで生まれた。父は作曲家・指揮者のディルク・フォック、母は第一次世界大戦前に人気のあったショーガールで女優のコンスエロ・フラワートン。 10歳のときに家族と共に渡米し、ニューヨークでコンサートのピアニストや画家をへてアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アートに学ぶ。 小劇団の舞台に立ったのち、1943年にコロムビア映画と契約。短編映画に出演し、「吸血鬼甦る」で長編デビューをする。 シックでクール、そして貴族的なブロンドの女性役で、1940年代半ばには主演級の女優に成長。 1947年にはブロードウェイの舞台に出演するかたわら演出も手掛けた。1954年に映画「重役室」でアカデミー助演女優賞にノミネート。その後、名脇役として50本以上の映画に出演した。 1975年からはニナ・フォック・スタジオを創設し、後進の演技指導にあたり、南カリフォルニア大学では教壇にも立った。 彼女の主な出演作品は、「十戒」「楽聖ショパン」「吸血鬼蘇る」「刑事コロンボ 殺人処方箋」などがある。 私生活では2人の夫と結婚、2008年12月5日、享年84歳で没した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.11 11:58:06
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