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カテゴリ:60's
ちょっくら前にツイートでもちょい取り上げたドン・シン。
キースのオルガン奏法に影響を与えたのは、ジミー・スミスじゃないかと問われると本人がそうじゃねーよと否定するのがお約束気味のパターン化してましたが、実際当時キース自身がライブで目を爛々と輝かせて魅入っていたのが彼らソウル・エージェンツのライブ。 ソウル・エージェンツ自体は60年代前半からメンバーが入れ替わりの激しいバンドでしたが、ロッド・スチュワートとの絡みが有名ですよね。Dowlandsやらボズやらセミプロ時代のFleur de lysなどともパッケージツアーで共演してたようですが、バンド末期にキーボードのドン・シン中心のサイケなインストバンドとしてワイルドな演奏のシングルを残しています。 DON SHINN & THE SOUL AGENTS / a-minor explosion POLYDOR 1966 DON SHINN & THE SOUL AGENTS / pits of darkness POLYDOR 1966 このシングル後バンドが解散し67年になるとドン・シンは後にナイス入りするブライアン・デヴィソン、後にユーライアヒープのベースとなるポール・ニュートンらとThe Shinnという自身のバンドを組んでたそうです。 当時のことを伝えるいくつかのサイトでは、彼らのライブにはエマーソンが熱心に見に来ていたと伝えられてますが、実際上記シングル曲の演奏を聞くと、ワイルドなハモンド演奏にリヴァーヴユニットに衝撃を与えるエフェクト音やベンドテクニックなど、後年のナイスもびっくりの演奏をこの時点で披露しています。60年代半ば、いくつかのR&Bグループを渡り歩いてくすぶってたキースにどれほどのショックを与えたか想像しちゃいますね。 んで、このシングル。妙に気に入ったので入手を試みようと海外をサーチしたら、なんとVG程度の粗悪な盤質の中古でも日本円で2万円を超える競値。。。とても買えるようなもんじゃありませんねw 諦めました。 ちなみに69年にドン・シンが出した本人名義のLP Takes A Trip が現在CDで復刻されており、そちらで彼の演奏を聴くことも可能です。
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Last updated
Oct 18, 2014 12:08:53 AM
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