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テーマ:1960年代英国音楽(54)
カテゴリ:60's
当ブログでも60年代にゴードン・ハスケルが在籍したFleur De Lys(FDL)がバックバンドとして共演した彼女、シャロン・タンディについて今まで数多く取り上げてきました。
たまたまシャロン・ウィンターズの声や唄いぶりがが余りにタンディにソックリで、同一人物かどうかデータを色々と調査していた中で、なんとこの春彼女が亡くなっていた事が判明したのでした。 1970年ごろにシャロン・タンディが英国から故郷の南アフリカに戻った後、ビリー・フォレストらとローカルヒット曲を出すこともあったそうですが、家庭に入って以降はそんな活動もなくなってしまっていました。また英国からの帰国には彼女の持病の問題も深く影響していたそうです。 現時点で詳しい病名はわかりませんが、シャロンが亡くなった原因も長年苦しんだ病気という事です。思えば60年代の仲間たちと2009年に当時と同じ100クラブで同窓会ライブをやった時、もう声があまり出なくなっていましたね。下記の2004年映像と見比べても明確に様子が異なる為、持病の病状が進行してたのでしょう。 1960年代後半、活動期間は短くとも鮮烈な軌跡を描いて見せたシャロン・タンディさんのご冥福をお祈りすると共に今一度彼女の歌声をいくつかご紹介させていただきます。 Sharon Tandy (born Sharon Finkelstein; 18 September 1943 d. 21 March 2015) まずはシャロンの最も有名な楽曲。作詞作曲にはゴードン・ハスケルも関わっており、彼の属したFDLがバック演奏している為、ハスケルもブリンブリンとベースを唸らせています。ガスターのドラムがこの頃既に移民の歌スタイルだったり、ブリンのサイケギターも初めてのリードプレイとは思えぬほどシュールですね。映像は西ドイツのテレビ番組から Sharon Tandy - Hold On (1967) 続いて、ロンドンはスピーク・イージーでのシャロンとFDLのライブ映像。フランスのテレビ番組らしいです。 Sharon Tandy - Take a little piece of my heart & 1 other French tv. こちらも西ドイツのビートクラブ出演時の映像。ビートルズカバーを唄う彼女の髪が短くなっています。 '' sharon tandy '' fool on the hill - beatclub 9/3/1968. こちらは動画ではありませんが、シャロン・タンディのファンにホールド・オンと並び最も人気の高い一曲。今でもこの曲の入ったオリジナルシングル盤はいい状態だとべらぼうな値段で取引されているようです(ゆえに私にはとても買えませんw)。 ここからは、21世紀になってからの復活映像です Sharon Tandy "Hold On" Live at the 100 Club 19 feb. 2004 Sharon Tandy & The Fleur De Lys. 100 Club 11th Nov.2009 'Hold On' ここの所、1971年初めからマイケル・ジャイルズが参加したマイク・モートン・コングリゲイションLP4枚を聞き込んで、そこに参加している女性シンガー「シャロン・ウィンターズ」の歌い方が余りにタンディに瓜二つであることを確認してました。 高音・低音・シャウト・裏声・発音・音程の推移・癖・フェイクなど様々な点で明らかに一致。それもあってキース・ガスター氏にでもシャロンの連絡先アドレスを伺い、この点について確認メールでもと思っていた矢先、彼女の訃報を知るに至りました。スペインでもMモートン関連のミュージシャンと二枚のシングルを残しているシャロン・ウィンターズが果たしてタンディさんと同一人物かどうか、これでもう解からなくなってしまいました。 彼女のシングル曲を集めたCDはリマスター音源を使用した良い出来のアルバムになっています。 まだお持ちで無いのならお勧めですよ。いい曲がたくさん詰まっています。
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Last updated
Apr 22, 2015 04:55:57 AM
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