イワシとワインで思い出したお話をひとつ。我が家の近くに、どこにでもある酒屋のチェーン店があります。
例えば、元の値段は分からないけれど、1998年のマール・ド・フランシュ・コンテを680円ってびっくりな価格でセールしたり、たまにお酒をとっても安く売るときがあって、そんなときだけ利用しています。
ある日、定価2000円以上するらしいシャブリが980円で売り出されていて、何の疑問も持たずに大喜びで買って帰ったんです。(*^▽^*)♪
そして、しばらくしてから、飲んでみようと開けてびっくり!ノ( ̄0 ̄;)\ヒィィ
まるで10年20年経ったようにすっかり茶色で、シェリーのようなひねた香り全開、シャブリの名残なんかどこにもないってくらい痛んでいたんです。(T-T)
まあ、普通ならそこで飲むのを諦めるのでしょうが、一応、楽しみにしていたワインだから、しばらく飲んでみて、どうしてもダメなら諦めようということで、とりあえずご飯を食べ始めました。
その日の晩御飯には、イワシを丸ごとフードプロセッサーですり身にして、しょうがたっぷり入れて作ったイワシ団子のつみれ汁が作ってありました。
そうそう、イワシ団子を汁に入れて火を通すとき、ぐつぐつ煮立てて煮過ぎたら余計生臭みが出ちゃうそうですね。
当時、そんなことは知らなかったので、生姜をたっぷり入れてあったのにちょっと生臭いイワシ団子になっちゃったのに、ワインを何気に合わせてみたんです。
そしたら、なんとワインとイワシ団子がお互いの悪いところをきれいに消してくれて、イワシ団子もワインもとっても美味な味わいに変化したんですよ~!Σ('◇'*)
単独じゃ絶対余ったはずなのに、イワシ団子とならいくらでもすすみ、結局、全部飲み干しちゃいました。(⌒∇⌒)
こんな不思議な合い方もあるんですね。o(@.@)o
でも、悪くなったワインとのマリアージュなんて、もう2度と経験したくないですね。(^_^;
さて、昨日のジョスメイヤーは、麻婆豆腐と一番よく合っていました。
昨日の美味しくなかったブルゴーニュのピノは、フォンティーナというイタリアのチーズと合わせると、チーズがワインに足りなかった旨味を補ってくれる感じになって、ようやく普通に飲めることが出来ました。
今日の晩御飯は、アルザスの残りに合わせようと、半額で買った刺身とお寿司盛り合わせ、それと麻婆茄子です。
ワインは新たに、中華にはロゼ、とよく聞くので、当たって砕けることが多いロゼを飲んでみることにしました。