エッジにピンク色が入る、とっぷりと濃い鮮やかなルビーレッド。グラスに近づくと、チリワインだねーという香りです。
煙のようなスモーキーな香りと、胡椒のスパイシーな香り、生肉のもわっとした香りが強く、その中にプラム、バニラ、チョコの香りがほんのりと。でも、スモーキーな香りが強すぎてあんまり表に出てきません。
飲んでみると、柔らかなタンニンで舌触りは柔らか。少々バターのようなとろりとした食感があるのでもったりとした感じになっています。
タバコ、胡椒、生肉の香りが強く、それから煮詰めたプラム、アメリカンチェリー、ブルーベリー、ジャム、紅茶、ドライアプリコット、ビターチョコ、焦がした木、コーヒー、漢方薬、雨が降ったばかりの土の香り。
余韻は長いけれど心地の良いものではなく、スモーキーでスパイシーでもわっとした香りがしつこく喉の辺りに絡んできます。
柔らかで控えめな酸味より、良く熟した果物のような厚みがあってコクのある果実味と甘味の方が少々前に出ていて、少し締りのない甘い印象になっています。
ふっくらグラマラスで厚みがあってコクはたっぷりだけど、旨味がちょっと少なめなので、少々物足りない味わいのワインです。
ワイン単独で飲むには辛いけれど、狙い通り煮物とはとても良く合っていたので、けっこう良い勢いでなくなりました。
鶏手羽元と合わせると、ぐぐっとワインの旨味が増してまろやかな味わいになり、パパパパーンポイント87点のマリアージュになりました♪(*´∇`*)
茄子と合わせると、ぐぐっとワインの旨味とコクを増し、サツマイモとは甘みと香りがとても良く合っていました。
クロミエ・フェルミエというチーズと合わせてみたら。ぎゅーーーっと旨味が増して、パパパパーンポイント97点の素晴らしいマリアージュに♪ヽ(=´▽`=)ノ
昨日のソアヴェは、甘みが強くなって美味しくなくなってしまってました。(--,)
でも、料理とは良く合っていて、鶏手羽元と合わせるとぐっとワインのコクが増し、茄子と合わせるとワインの香が増し、サツマイモと合わせるとワインがまろやかになってコクを増してとても良く合っていました。
アキシマササゲとはどちらもあまり合っていませんでした。
ワイン自体が美味しくなくても、料理と相性が良いとちゃんとワインもきれいになくなりますね。
でも、チリは結局飲みきれなくて残ってしまったので、またこれに合う料理を考えないと、この前のソーヴィニヨンの二の舞になってしまいそうです。(^^;