主人もアナケナはお気に入りで、「おっ♪今日は久しぶりにアナケナだね♪」と、とても喜んでいました。(^-^*)エッジに鮮やかなガーネット色が見える、艶やかでとっぷりと濃い真紅色。
グラスに近づくと、チリに良くあるスモーキーさはあるけれど、この前の悪魔ワインほどきつくありません。
カシスリキュール、バニラ、ブルーベリーの凝縮した果実の甘い香りとバラの花の華やかな香りの上に、薄いベールで覆ったように柔らかでスモーキーな香りが感じられます。
飲んでみると、とてもきめ細かでこなれたタンニンで、シルクのようにとても滑らかな舌触り。舌に触れた瞬間に溶かしバターのようなとろっとしたコクを感じます。
カシスリキュール、桑の実、ヤマモモ、バニラ、フランボワーズ、ブルーベリー、ブラックチェリー、プラム、チョコレート、胡椒、漢方薬、紅茶、バラのドライフラワー、ミネラル、タバコ、湿った土の香り。
余韻はとても長く、カシスリキュール、ドライフラワー、タバコと胡椒の香りが、ふわふわと心地良く交じり合いながら柔らかく漂い続けます。
しっとりとこなれた上品で落ち着いた果実味と、さらりとした柔らかで程よい甘味と、クリーンで柔らかだけどしっかりとした切れの良い酸味がバランスよく溶け合い、見事に一つのまとまりを見せています。
しっかりとした造りで、とろりとしたコクとしっとりとした柔らかな旨味たっぷり。程よいボリューム感で、柔らかでエレガントでしっとりと落ち着いた佇まいを見せる、素晴らしく美味しいワインです。
よくあるチリのイメージを、良い意味で裏切ってくれるワインですね。(o^-^o)
主人はこの値段でこの味わいならば、フランスワインが脅かされても不思議はないな~、と言っていました。(*'-'*)
ピータンポイントは、93点です♪\(^▽^)/
この前の悪魔ワインだけ飲んでいたら、チリワインを飲むのはやめていたかもしれないです。
好みの問題もあるかもしれないけれど、アナケナはヴァラエタル・シリーズでも、しばらく熟成させたほうがずっと美味しくなりますね。
濃いワインが好きな人なら、若いうちが美味しいかもしれません。
さて、昨日のサングレ・デ・トロは、2日目も美味しいままでした。
アナケナは豚バラ肉と合わせると、お互いの味とコクを増してとてもよく合っていたけれど、スモーキーな香りが強くなりました。
サングレ・デ・トロと合わせると、豚の脂っこさを流してくれてさっぱりとします。
アナケナとおくらを合わせると、コクと旨味を増してとても良く合っているけれど、サングレ・デ・トロとはあんまり合っていませんでした。
鶏もも串とアナケナを合わせると、ワインの旨味がぐっと増すけれど、サングレ・デ・トロは鶏に負けてしまいます。
鶏ハツ串もサングレ・デ・トロよりアナケナの方が良く合っていたけれど、鶏砂肝の方は意外とサングレ・デ・トロの方が良く合っていて、ワインのコクを増すとても良い組み合わせでした。
アナケナは、デイリーワインだと思って早く飲んでしまわなくて良かったです。=*^-^*=
昔買ったアナケナ・シリーズはまだ家にあるので、他のも飲んでみるのがとっても楽しみです♪