長野県原産地呼称管理委員会認定品だそうです。モーツァルトを聴かせながら樽熟成したワインだそうです。信濃ワインで案内してくれた人によると、モーツァルトの曲の波長が一番美味しくワインを熟成させるそうです。
せっかくなので、モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークを聴きながら飲んでみました。
陽の光を受けて輝く水面のようにまばゆいきらめきを見せる美しく澄んだ黄金色。
グラスに近づくと、金木犀、ジャスミン、沈丁花、蘭の花といった甘く濃厚で華やかで強烈な香りたっぷりで、ちょっと芳香剤っぽいです。その奥に、蜂蜜、ライムの香りがほんのり見えます。
飲んでみると、最初、鯖寿司の上に乗っている昆布の味と、鉄釘を口にくわえた時のような味と香りがしました。妙な味と香りですね~。(・へ・;;)
香りほど甘くないけれど、甘い香りがあまりに強烈なので、そのギャップがかえって妙な印象を与えています。
柔らかな口当たりで、溶かしバターのようなとろりとしたコクを感じるわりには水っぽく薄い味わいです。
飲むと、金木犀、ジャスミン、沈丁花、蘭の花の香りがさらに強く感じられ、その香りに馴れてくると他の香りも感じられるようになります。
ミネラル、ライム、かぼす、柚子、すだち、八朔、コンポートしたアプリコット、シトラス、パッションフルーツ、白桃、洋梨、青リンゴ、蜂蜜、レモン、タイム、カモミール、オレンジ、昆布、ししとうの青い香り。
余韻は短く、水の香りと、かぼす、柚子の和の柑橘系果物の香りと、溶かしバターのコクのある香りがふわっと漂って終わります。
良く熟した柑橘系果物の果実味たっぷりで、コクのあるとろりとした甘味をきりっと切れの良い酸味がしっかり引き締め、爽やかな後口になっています。
コクはほどほどあるけれど旨味が足らず、真ん中がすこーんと抜けたような薄さがあって物足りない味わいで、香りと味が何だかばらばらでバランスの悪い印象のワインです。(-_-)
く~、信濃ワインなんかもう買わない~。_| ̄|○
さて、シャルドネと豚ばら肉を合わせると、ワインの嫌な香りが強くなって全く合っていないけれど、小松菜と一緒だと香りも強くならずなかなか良く合うようになりました。
油揚げとシャルドネを合わせると、油揚げのコクがワインに厚みと旨味を与え、ワインがまろやかになって旨味を増してとても良く合っていました。
油揚げを小松菜と一緒にシャルドネに合わせると、小松菜がワインをぐぐっと引き締め、油揚げがワインに旨味とコクを与えてワインの厚みとコクと旨味がぐーっと増して、パパパパーンポイント93点のマリアージュに♪(*´∇`*)
小松菜だけとワインを合わせると、合わなくはないけれど、ワインの味が薄くなってしまいます。不思議ですね~。
モルビエというチーズも食べたのですが、モルビエだけで合わせてもそんなに合ってないけれど、油揚げに乗せて焼いたのをシャルドネに合わせると、味が引き締まり、ぐーっと旨味とコクが増して、パパパパーンポイント95点のマリアージュになりました♪ヽ(=´▽`=)ノ
鶏もも串とシャルドネはそのままだと普通に仲良くしているくらいだけど、油揚げと一緒に合わせると、鶏もも串も美味しくなるし、ワインともとても良く合うようになりました。
砂肝串とはケンカしないぐらいの相性でした。
香りの個性は強いけれど思ったほど料理の邪魔をしなかったし、竜眼よりは料理に合わせやすいので、なんだかんだ言いながら全部飲めてしまいました。(^-^)
でも、竜眼はまだ残っているんですよね。これはもう料理酒として鍋とかに使ってしまうしかないですね~。(^-^;)