悩みに悩んで買ったSchneider-Kreuznach Edixa-Xenar 50mm F2.8です。
レンズ構成はテッサー型の3群4枚、最短撮影距離50cm、絞り羽根枚数5枚、レンズ重量230g、最小絞りF22、フィルタ径φ49mmです。 シュナイダー・クロイツナッハ(現シュナイダー・オプティック)社は、1913年に創始者であるヨーゼフ・シュナイダー氏により設立され、当初はシネマ用レンズの発表を皮切りに、その後2眼レフのローライフォトテクニック社のローライコードやローライフレックスに実装されたクセナーやクセノタール、広角のス-パーアングロンなど豊富かつ優秀な製品群を世に送り出し、現在でも中・大判レンズを中心に、シネマ用レンズを製作し、高品質かつ豊富なレンズ群を提供しているメーカーだそうです。 ちなみに、1990年の東西ドイツ統一の後に倒産した東側のペンタコン公社を西側のシュナイダー・クロイツナッハ社が1997年に傘下に収め、シュナイダー・ドレスデンとして継承されたそうです。 クセナーはシュナイダーの一般用撮影レンズで、ツアイスのテッサーのように多くのカメラに搭載され、最高級品がクセノン、それに次ぐのがクセナーだったそうです。 これはエディクサ用に供給されていたもので、フォクトレンダー社の名玉ウルトロン、ノクトンを設計したトロニエ博士がシュナイダー在籍時代に設計したレンズだそうです。 トップカメラに通い始めた頃からお店にあってずっと気になっていたんですが、クセノンを持っているし、他のレンズについつい行ってしまいなかなか手を出さずにいたんです。 でも、憧れのウルトロンを設計した人が作ったレンズと聞いて、これはぜひ手に入れなければ、とさっそく購入してみました。 ずっと売れ残っていた理由は、レンズの枠にへこみがあるのと絞りに少々難ありのためのようです。 絞り羽根は、絞った状態から開放へは動くんですが、開放から絞り込んで行くのが上手く動かず、オート・マニュアルどちらにしても同じです。 でも、使いたい絞り値に設定して絞り連動ピンをぎゅっと押してやるとちゃんと絞れるし、だいたいいつも同じ絞り値で撮影するので、良く使う絞り値で絞り羽根を止めておけば良いので大丈夫です。 さて、このレンズには、面白い仕組みがいろいろついています。(^-^) ピントリングを回すと、他のレンズと違って真中だけが伸びてくるんです。
分かりにくいかな~。(^^ゞ絞り連動ピンは、椅子のキャスターみたいな形でくるくる回ります。
絞りを絞ると、赤い線が動いて行きます。
絞り値の下の小さな丸い窓に、マニュアル絞りかオート絞りか表示されます。 絞り開放でいろいろ撮ってみました。
ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8、1/1000、WB太陽光、ISO100、MF
ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8、1/200、WB太陽光、ISO100、MF
ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8、1/80、WB太陽光、ISO100、MF
ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8、1/200、WB太陽光、ISO100、MF
ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8、1/500、WB太陽光、ISO100、MF
2線ボケ傾向で少々ボケ玉がうるさいですが、柔らかで滑らかで深みのある写りと色合いがとても素敵ですね。(^-^*) 簡単にですが、クセノンとクセナーの撮り比べをしてみました。
どちらも、絞りF2.8、シャッタースピード1/13、ISO100、WB太陽光です。Schneider-Kreuznach Xenon 50mm F1.9
Schneider-Kreuznach Edixa-Xenar 50mm F2.8
同じ絞りで同じシャッタースピードなのに明るさが違うのは、レンズの光学的特性の違いなんでしょうか。('-'*) 写りのシャープさとかボケの滑らかさはクセノンの方が良い感じで、クセナーの方がピントが合っている範囲が多いみたいですね。被写界深度がクセナーの方が深いのかな。 でも、どちらにしてもとても良いレンズなので、シュナイダーのレンズもいろいろ集めたくなっちゃいます。(^^ゞ 次の狙いは、Edixa-XenonとEdixa-Curtagonかな♪(*^-^*) さて、今日の晩御飯です。 ボイルヤリイカを酢味噌で。
頭(?)に卵がたくさん入って美味しいです。何だか肌寒かったので、かぶ菜、三つ葉、ごぼう、和牛もも肉、オージーラム肉で鍋です。
大根おろしとキムチも添えてみました。
ワインは、オージーのカベルネを飲みました。 |