「久しぶりのセパージュランチ」の続きです。(^-^)/丸栄スカイル8Fのレンズ中古市の会場に行くと、熱心な顔つきでレンズなどを手にしたおじさまたちでいっぱいでした。 お目当ての2000円均一ジャンクコーナーに行ってみると、う~ん、あまり面白そうなものはなく、いやいやものすごいカビだらけのレンズばかりです。 何だかものすごいカビなので、小学生の夏休みの宿題にカビレンズの研究はどうだ、と薦めたくなっちゃいます。(^-^) そういえばアトムレンズにカビが生えているものがあったけれど、何だか放射能でカビが変なものに変異してそうですね~。(^^; そうしているうちに絞りもちゃんと動くし、カビや曇りもない結構きれいなオート・タクマー55mm F1.8を見つけ、お店の人もちらっと見て状態が良いねと言ってくれたので買ってみました。 他のジャンクコーナーで今度はカビも埃もなく、絞り羽根もきちんと動くスーパー・タクマー135mm F3.5を1500円で発見しました。 この琢磨君は流通量が多かったせいなのか人気がないせいなのか、ジャンクじゃなくても普通に1500円とかとっても安いお値段で売られているようですね。 中古でも2万円以上で売られている琢磨君もいればこんな2足3文で売られている琢磨君もいるとは、レンズの世界にもしっかり格差があるんですね。(^^; 何だかもののあわれを感じたので、私が救ってやることにしました。(^^) ジャンクから離れてちゃんとした完動品のレンズやカメラのコーナーをのぞいてみると、ライカ、ブロニカ、コンタックス、ヤシカなどなど昔の銘品から世界初のレンズだという面白そうな物まで置いてあり、見ているだけで楽しくてお腹いっぱいになれます。(^-^) 私はやっぱりペンタックスコーナーを熱心に。
大塚商会の棚をのぞいてみると、XR RIKENON 50mm F2を5000円で見つけ、出してもらって試し撮りしてみると驚くほど切れ味の良い写りです。 でも、お店の人はこれより27000円もするXR RIKENON 45mm F2.8パンケーキレンズがおすすめらしく、わざわざ出してくれ、「このレンズは小さくて女の人にすごく人気なんですよ~。それに切れの良い写りだし、すごく希少性が高いレンズなんです。」なんて熱心に言っていたけれど、私の反応がとても薄いので少々むっとしてました。(^^; いや~パンケーキレンズはとても好きだし、確かに写りはかなり良いけれど、45mmで最短撮影距離60cmはかなり寄れなさを強く感じるし、あんまり後ろのボケ具合が良くなさそうだったんです。 それに、これに27000円を出すよりも、もっと欲しいアポランター180mmやウルトロン50mmやタムロンの90mmマクロのために取っておいた方がはるかに良いです。(^-^) というわけで、写りがとても気に入った50mm F2だけ購入したのでした。 家に帰ってこのレンズのことを調べてみると、1978年8月に発売されたレンズでなんと当時の定価が9000円とびっくりするほど安い割に驚異的なシャープさが評判となり、「5,000円ズミクロン」と異名をとったと言われるXR RIKENON 50mm F2の初期型だと判明しました。 XR RIKENON 50mm F2は東京旅行へ持って行っていろいろ撮ってみようと思っているので、また連休後にご紹介しますね。(^o^)/ その後は、少々疲れたのでラシックのエノテカでちょっと一休み。 今日のスペシャルは、熟成BORDEAUX 4村セカンド・ラベル飲み比べです。
今日買ったAUTO-TAKUMAR 55mm F1.8で撮影。(絞りはF4)こちらはXR RIKENON 50mm F2で撮影。(絞り開放)
剛のリケノン、柔のタクマーと呼ばれていたそうですね。 AUTO-TAKUMAR 55mm F1.8
ワインの方は、
1.レ・ゾー・ド・ポンテ1999(ポイヤック、シャトー・ポンテ・カネ) タバコ、煮詰めたプラム、カシスリキュールなどの香り。
味わいはまだ若い感じだけど、たっぷりの果実味と柔らかな酸味でまろやかで飲みやすく、今でも美味しく飲めます。2.クロワ・ド・ボーセジュール1999(サンテミリオン、シャトー・ボーセジュール)湿ったタバコ、カシスリキュール、煮詰めたプラム、鉛筆の芯、なめし皮などの香り。
この中で一番軽やかで、きめ細かなタンニンで、少々酸味強めで明けてからしばらく経ったような味わいです。3.コネッタブル・ド・タルボ1999(サンジュリアン、シャトー・タルボ)美味しそうな煎りたてのコーヒー豆、カシスリキュール、それとバラのドライフラワーやアールグレイなど心地良い熟成した香りもあります。
力強くも柔らかなタンニンでとても滑らかな舌触り。深みのあるコクたっぷりで、しなやかで飲み応えのあるとても美味しいワインです。これは好み♪4.パヴィヨン・ルージュ・ド・マルゴー1999(マルゴー、シャトー・マルゴー)なめし皮、獣、煮詰めたプラム、カシスリキュール、インクなどの香り。
まだまだ若く凝縮した力強く固いタンニンで、もっと時間をかけて熟成させたいワイン。
これが最後にはチョコの美味しそうな香りが出ていたり、ぐっと深みのある旨味たっぷりで飲み応えのあるとても美味しいワインに変わり、今日の中で一番美味しかったです。(^^)その後は、いつもの8Fのプレーゴで夕食です。 今日買った135mm琢磨君でプレーゴの窯焼きピザを焼いているところを。
135mmも意外と面白いかもしれないですね。(^^)まず、ワインはフェラガモがトスカーナで造るピアン・ディ・ノヴァ2005と
カザマッタ・ビアンコ2006で乾杯です。
ピアン・ディ・ノヴァは、ふっくらとした樽の香りと煮詰めたプラム、カシスリキュールなど凝縮した果実の香りたっぷり。
すっきり引き締まった酸味がまろやかでふっくらとした果実味とコクのある甘味を引き締め、きめ細かながらも力強いタンニンが飲みご与えのある味わいを作っています。
深いコクと旨味もたっぷりで、きめ細かでエレガントさも感じられるとても美味しいワインです。 カザマッタ・ビアンコは、柑橘系の爽やかな香りたっぷり。ふっくらとした果実味たっぷりで飲みやすく、フレッシュで程よく引き締まった爽快な酸味が心地良く、トロリとしたコクたっぷりのとても美味しいワインです。 今日はプリフィクス・コースを2つ注文しました。 コースのパンはローズマリーの風味がするフォカッチャとちょっと苦味がきいたパンです。
4種の前菜盛り合わせ
かぼちゃのスープ、スズキのカルパッチョ、水だこのマリネ、生ハムメロンです。
カルパッチョのスズキがぷりぷりの歯ごたえでとっても美味です♪
水だこのお米のようなものはリゾーニというパスタで、水だこの卵に見立てたものだそうです。
目の前を通ってゆく生ビールに我慢できず、ここで主人が生ビールを追加。
たらこと九条葱、旬野菜のパスタ
パスタも程よい茹で加減でとても美味しく、旨味たっぷりの野菜いっぱいが嬉しいパスタです。
特にホワイトアスパラガスの香りとごぼうの香りが素晴らしく、とっても美味しかったです。(^^) プロシュートコットとフォンティーナチーズ、グリーンペッパーのペンネ
コクのあるソースととろりとろけるチーズが絡まるとても美味しいペンネで、カザマッタとぴったり♪ イベリコ豚のロースト 黒こしょう風味のソース
香り良く柔らかでコクと旨味たっぷりのとても美味しいイベリコ豚で、
ピアン・ディ・ノヴァと最高のマリアージュ♪
少し味付けが塩辛いので、もう少し塩を控えめにしてほしいですね。 愛知県産三河地鶏もも肉のソテー
~ディアボラソース~
柔らかに焼き上げられ、旨味たっぷりでぴりっとスパイシーな辛さも楽しいとても美味しい鶏肉です。 マンゴープリン
滑らかで濃厚な甘さのマンゴーたっぷりでとっても美味♪ チョコレートのブリュレ フルーツのバルサミコソース
これはもう欠かせない定番のお気に入りデザートです。
濃厚なチョコブリュレとその上のぱりぱりが絶妙な美味しさを作り出してくれています。 美味しいデザートと美味しい食後のコーヒーでのんびりと行きたいところですが、終電まであと30分というきわどい時間になってしまい大急ぎで食べ終えました。 久しぶりの遠出でとても疲れましたが、面白い獲物も無事ゲットできたし、美味しいお料理をたっぷり楽しめたとても楽しい休日でした。(*^-^*) |