今日は昨日とうって変わって朝から曇り空で、午後からは雨の予報なのでのんびりモードに切り替えて過ごすことにしました。 まず、駅までの途中でジェラートを楽しみ、
お昼ご飯にいつもの汐留の「杜の都 牛たん太助」で牛たんを。
む~、お値段が上がってる~。それに何だか塩っ辛いな~。(>_<) ちょっと不満の残るお昼ご飯でしたが、次は楽しみにしていた東京国立近代美術館で開催されている東山魁夷展へ向かいました。 午後のだいぶ遅くに行ったのに思った以上に人混みがありましたが、それでもゆっくりのんびり鑑賞できました。 東山魁夷自身の声による音声ガイドが聞けるというので初めて音声ガイドを借りてみましたが、絵の制作された背景や絵の工夫などなどを聞きながら絵を鑑賞すると、お話も面白いしもっと絵に対する理解が深まっていいですね。(^-^*) 好きな山の絵ばかりじゃなく、初めて見る建物や北欧旅行の際の絵などもとても素晴らしくいつまでも見飽きないほどです。 7つのテーマに分けられて展示されているんですが、第1章「模索の時代」で気に入ったのは、「残照」、「郷愁」、第2章「東山芸術の確立」では「樹根」、「青響」、「雪降る」、第3章「ヨーロッパの風景」では、「映像」、「冬華」、「白夜光」、「曠原」、特集3の「白馬のいる風景」では、「水辺の朝」、「樹霊(習作)」、第4章「日本の風景」では、「春静」、「照紅葉」、「谿紅葉」、「花明り」、「曙」、第5章「町・建物」では、「雪の城」、「坂道の家」、「古都遠望」、「晩鐘」、特集4「窓」では、「窓」、「ツェレの家」。 第6章の「モノクロームと墨」では、一番最初に現れた「り江暮色(りの漢字が楽天の禁止文字らしく使えませんでした。^^;)」の素晴らしさに思わず立ちつくし、他の作品も何ともいえない繊細で美しい濃淡や奥深い色使いが素晴らしく、特に「夕静寂」を見ているとまわりの音がしんと静まり返り滝の音が遠く静かに聞こえてくるような錯覚を覚えました。 第7章「おわりなき旅」では、「静唱」、「宵桜」、「沼の静寂」、「山峡飛雪」、そして最後の作品「夕星」がとても好きで、特に「夕星」は何か胸に迫るものを感じる作品でした。 一番最後の奈良・唐招提寺の御影堂障壁画は、香り新しい畳と板間の上に障壁画が立てられお寺にある状態に展示されており、それが絵の素晴らしさをより引き立ててくれています。 ここで見てもとても素晴らしいですが、実際にお寺できちんと畳の上に座ってじっくり静かに絵を鑑賞するともっと素晴らしいでしょうね。(^-^) 障壁画は「揚州薫風」と「濤声」が展示されていてどちらもとても素晴らしいのですが、私は打ち寄せる波が目に浮かび、まるで波の音が聞こえてくるような「濤声」の方がもっと気に入りました。 実家の島根で良く見た海の光景がこの「濤声」にそっくりなので、なんだかとても懐かしかったです。(^-^*) 3時間もかけてじっくり見て回り、とても見ごたえのある展示会に大満足でした。(*^^*) 長野展のみ公開される絵もあるそうなのでぜひ長野展も見に行きたいんですが、ガソリンの暫定税率復活で恐ろしくガソリン価格が上がってしまったのでちょっと無理ですね。(--,)クスン せっかくなので常設展示場を見て回ったのですが、う~ん、なかなか良いものもあったり良く分からないものがあったり。 常設展示室で一番気に入ったのは、松林桂月の「春宵花影図」でした。 2階の展示室の床に置いてある大きなオブジェを見て、主人が「これは何?」とタイトルを探していると、係のお姉さんが遠くの壁のタイトルが貼ってある場所を教えてくれ、行ってみたら、「無題」。う~ん、深いですね。(^^; 長くなったので、続きは次のブログにて。(^-^)/ |