数週間前のことですが、林艮さんが縞々ゼブラのフレクトゴンがeBayに出ているので代わりに入札しましょうか、とわざわざご連絡してくださいました。(^-^)eBayには興味があったものの臆病で手が出せなかった私は大喜びでお願いしました。(^▽^*) 入札状況をずっと見ていると、終了時間の1時間ぐらい前から動きが活発になり、最初は2人の入札者のバトルだったんですが、$110で一人があきらめ、残った人が$115をさらに入れて落札か?、と思った瞬間現われた別の人物。 そして残り数分間というわずかな時間での2人のバトルの末、見事最後に現れた人物の元へフレクトゴンは旅立つこととなったのでした。そして、それはもちろん林艮さんだったのです♪ヽ( ´¬`)ノワ~イ その様子を手に汗握りながら見守っていたんですが、入札者が決まる瞬間ってとってもどきどきわくわくな瞬間ですね!eBayにはまる人がいるのもうなずけます。(^-^*) でも、私にはやっぱりこんな見事な駆け引きは無理です。すごい!さすが林艮さんですね!本当にどうもありがとうございます~♪(^▽^*) そして、普通10日~2週間かかるところ驚くほど早く6日後に到着したフレクトゴンは、25日に林艮さんとお会いした時に無事受け取ることができ、念願かなって我が家へお招きすることができたのでした♪ 出品者は前に林艮さんが落札されたフレクトゴンと同じギリシャのドクターだそうで、フレクトゴンの入っていた箱には素敵なギリシャの切手が貼ってありました。
出荷した時期が4/20~5/20の牡牛座に当てはまるので、牡牛座の切手を貼ってくれたのかな。
とても粋なドクターのようですね。(^-^)そして箱を開けると、外国の新聞に包まれた光る縞々ゼブラのフレクトゴンが現れたのでした♪(^^)
ギリシャからようこそのCarl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8です。
レンズ構成は5群6枚のレトロフォーカス型、最短撮影距離は驚きの18cm、絞り羽根枚数5枚、最小絞りF22、フィルタ径φ49mmです。 レトロフォーカス型レンズとは、主点が全レンズ系の後方にあるように構成したレンズで、望遠レンズを逆さまに(=レトロに)したような構成で、焦点距離よりもバックフォーカス(=バックフォーカルディスタンス)を長く取れる特徴から、一眼レフカメラ用広角レンズの主流となっているそうです。 外観では前玉径が大きく、レンズの前後から絞り羽根を覗き込むと、後方から見たときの方が絞り羽根がより大きく見えるのが特徴で、対称型広角レンズと比べて、周辺光量が豊富な反面、「ディストーション(歪曲)」が大きい傾向があるそうです。 フレクトゴンのレンズ構成図です。
フレクトゴンは製造時期によって大きく3つに分かれ、初代は1950年代の銀色銅鏡のものだそうです。 縞々ゼブラのフレクトゴンは2代目の1950年代後半~1960年代に作られたレンズで、3代目は1970年代の製造で、マルチコーティングが施され、F値にも改良が見られ、35mmの場合F2.8だったものがF2.4に、20mmはF4からF2.8へと進化を遂げているそうです。 「ゴン」というのは「角」を意味するギリシア語で、そこに接続する形で、ディスタゴンであれば英語で言うところのディスタンス(距離)、ビオゴンであればバイオ(もとは連鎖・連結を意味するラテン語)、フレクトゴンではリフレクト(反射)という言葉が見出され、つまりフレクトゴンは、リフレックス/反射機構を特徴とするカメラのために作られたレンズであるという説が一般的なんだそうです。 このフレクトゴンにはM⇔A絞り切り替えスイッチが付いていないけれど、絞り込みボタンが付いているので、絞り連動ピンを押さないタイプのアダプターでも絞りを絞ることができます。 このフレクトゴンの一番の特徴は最短撮影距離18cmと驚くほど近接撮影能力があり、最短撮影時には2cmもレンズの先が飛び出すんです。 そして面白いことに、それに伴い自動で開放絞り値がF2.8からF4へ動いてゆくんです。(^▽^*) 短の場合こんなに長くなるので自動で開放絞り値が変わるようになっているようで、うまく作られているものですね。まるで望遠レンズのようです。(^-^*) ただ、再び縮めた時に自動で元の開放絞り値に戻ってくれないので、忘れずに自分でF2.8へ戻さなければなりません。(^^ゞ フレクトゴンはこんなマクロ的な撮影もできます。
ハイパーマニュアルモード、絞りF4、1/200、WB太陽光、ISO100、MF
もう少し、絞り開放の写真を。(^-^)
ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8、1/640、WB太陽光、ISO100、MF
ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8、1/160、WB太陽光、ISO100、MF
(近接撮影のとき、絞りはF2.8とF4どっちだったか悩みますね。^^ゞ)
ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8、1/1000、WB太陽光、ISO100、MF
とても自然で落ち着いた色合いで、柔らかで滑らかな写りがとても素敵ですね♪(^-^*) ただ、場合によってはボケが少々うるさくなるようですが気になるほどじゃなく、ちゃんと写せば素晴らしく滑らかで柔らかなボケを見せてくれるようです(^-^) 柔らかで滑らかな写りとマクロ的な使い方が花撮りにぴったりだし、スナップ写真とか広角的な使い方までばっちり幅広く使える素敵なレンズですね。(*^^*) フレクトゴンを連れてお出かけするのがとても楽しみです♪(^-^) さて、今日の晩御飯です。 鶏カツ
ボイルヤリイカを酢味噌で
ワインは、ブルゴーニュのピノを飲んでみました。 |