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ちゅにむはなにむ~ともしびチャペル日記帳

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2005年07月14日
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あるキリスト教雑誌の最新号に
「被爆60年 キリスト者として」という特集記事があり、
広島で被爆された牧師先生の一文が掲載されていた。
(2度ほどお会いしたことがある)

原爆投下とその後のアメリカの非情さは、被爆者団体が憎しみを
いだくほどだった、それは理解できると実感をこめて語られる一方、
被爆者団体の活動に違和感を感じ続けておられた。
ご自身の被爆体験をつづった本を出版された時
「個人の意見であるがアメリカが原爆を使ったことを
赦そうではないか」と記された。
被爆者団体の会長から抗議された時、先生はこう答えられた。
「憎しみを抱いて運動を進めてどんな解決ができますか」
相手は絶句されたという。

被爆者として、アメリカを赦そうとは、簡単に言える言葉ではない。
その重い言葉に
「日本を赦します」と言ってくださった韓国の方々の
姿が重なる。

加害者であることを忘れ、被害ばかり、すなわち自己の正当性のみを主張
し、敵を力でねじふせ、やっつけることばかり考える。そして「自分たちもまた加害者、罪人である」と認めることを「弱さ」とか「自虐的」と否定する、すべての戦争の中に同じように、そんな人間の罪深さが見える。
「絶対に赦さない」という言葉は「絶対」なものなのか?「そう言わずに
いられないような思いをしたことがないからだ」と言われればそれまでだ。
だからこそ「そう言わずにいられないような思い」をされた方々の言葉を
聞こう。

「平和を実現する人々は、幸いである。
 その人たちは神の子と呼ばれる。」
(新約聖書:マタイによる福音書5章9節)

わたしが「絶対に赦さない」という思いをもつような事件がおきるかも
しれない。その時わたしが、今と同じことを言えるかどうか自信はない。
でもわたしは「それでも、赦します」と言えるようになりたい。
させていただきたい。





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最終更新日  2005年07月14日 19時45分37秒
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