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テーマ:映画館で観た映画(8563)
カテゴリ:映画
娘の結婚式の為に、アメリカからロンドンにやって来たハーヴェイ。 仕事はリストラ寸前、離婚した元妻、エリートの婿に馴染めず、イライラ。 40代独身、過干渉な母を持つケイト。 同僚に男性を紹介してもらっても、先に進めず落ち込む日々。 そんなふたりが出会って、恋に発展させようとするけれど、 不器用で頑なで壁を周囲に立てているので、 一筋縄にはいきそうもなく・・・。
若いふたりの感情に任せて、成就させる恋愛ではなく、 人生を少しだけ諦めて、少しだけ期待を持って、 でも色んなことを経験しただけに、前に進めない大人の恋愛を、 ダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンの二大名優の共演で、 さらりと自然に描いた作品。
ここでケイト、踏み出して!と何度も心で応援したくなるくらい、 傷つくことを恐れている彼女。 仕事は退屈で、職場の仲間には恵まれているけれど、 でも何となく自分が本当にしたい仕事じゃない。 男性を紹介してもらっても、二人きりになるのがツライ。 一人暮らしの母親は、しょっちゅう携帯に電話をかけてくる・・・。
一方ハーヴェイは、長く続けている作曲家の仕事を後輩に取られそうになっていて、 ロンドンにいてもアメリカへ絶えず連絡をしていて、 娘の結婚式前夜のパーティの招待客に呆れられ、 完全に浮いている・・・ので、面白くない。 久ぶり会った元妻には30秒で、うんざりさせられる。
二人はどこか閉塞した世界から抜け出たい!と思っているけれど、 きっかけと勇気がない。 でもまだ何かをはじめることができると心のどこかで感じている。 ただこれが「ラストチャンスだ」ということも。
美しく、まるでパリを舞台にしたかのような秋のロンドンで、 成熟した二人の人生のはじめかたを ぜひ劇場で一緒に体験してみてください。
監督・脚本 ジョエル・ホプキンス CAST ダスティン・ホフマン エマ・トンプソン アイリーン・アトキンス キャシー・ベイカー ジェームズ・ブローリン
パンフレット 600円 ロンドンのロケマップやインタビューが充実しています。
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Last updated
2010年02月26日 00時56分00秒
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