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カテゴリ:本
厳密に言うとマンガなのですが、中々心に響くものがあったので。
すーちゃんは34歳・独身・一人暮らしのカフェの店員さん。 「なりたい自分」になりたくて、毎日悶々と暮らしています。 近所に住む同じ境遇のまいちゃんは(多分)不倫中。 でも本人が言いたくないことは、無理矢理聞き出さないのがお互い 長続きする理由。 どうしようもない自分、でもこの世に一人しかいない自分、 大切にしたいけど「彼氏ほしいなぁ」とか考えたり、 「私っていい人?」と迷ったり・・・。 そんなつぶやきのような、でも心の機微が上手く描けていて、 するすると読んでしまいます。
続編 『結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日』 では、 新たな登場人物・さわ子さん、39歳・独身・彼氏無し・実家暮らしの彼女、 実はおばあちゃんが認知症で寝たきり。 母親と二人、優しく介護している日々。 13年彼氏がいなくって、「このまま年を取るのも嫌だけど、体もかわいそう」と 考えているOLさん。
あんまり使いたくない言葉 「アラサー」「アラフォー」。 ま30代半ばから40代にかけての、独身女性の微妙な心の動きを、 仕事場での微妙な立場を、 淡々と描いているので、逆に心にぐっと入ってきて、 時々つーんと涙を誘うシーンもありました。
世界でひとりしかいない自分を自分が探してどうするんだーっ というのが。。。納得。
『すーちゃん』 『結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日』 益田ミリ著 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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