**C'est la vie! **

　
美味しいお蕎麦が食べたくなって・・

家族を誘って、行ってきました。


丹乃國蕎麦 拓朗亭

お蕎麦屋さんの、偏屈な親父さん数あれど・・・


ここの店主は、京都の中でも十分、五指に数えられるんじゃないかな？



唐変木蕎麦之會・代表なども務めておられます。


今の場所に移転されてから（約１年半）はまだ行ったことがなかったのですが、

以前、住宅街にあった小ぢんまりしたお店の前にはいつも行列ができていて・・
たまたま、通りかかったときに珍しく誰も並んでいなかったので
フト、立ち寄ってみたのです。

「今から打つから、小一時間ほど待って下さい。」

「へ・・・？」

この日は後にも用事が控えてたので断念。

それでも、店内には３組ほどのお客さんが
今から打ち始める蕎麦を待ってらっしゃいました。


次に訪ねたのは・・
小雪舞い散る凍えた日。

母もかなりの蕎麦好きなので
「一度訪ねたいお店があると・・」
二人で行ってみたのですが・・

メニューを見て・・

「？？？あれ？？」


そばがき
ざるそば
天ざる
山かけそば
おろしそば

何となく変？

（冷・温）
とかの表示無いし？
にしん蕎麦とかも無いし？

母とボソボソ・・

「山かけの暖かいのとかあるんかな？」


「うちは蕎麦屋だからねぇ～～～」

親父さんの声が飛んできた！



イマイチ意味が分かってない私たち母子。

「えっと・・温かいﾒメニューは無いんですか？」

「だ～～～か～～～ら～～、
うちは蕎麦屋なんですわ！！！」




イマイチ理解しきれてないけど・・

きっと、この問答はこれ以上続けちゃダメって事は理解できた。

「じゃぁ、まずそばがき。
で、私はやまかけ、母は天ざるで・・・」


機嫌良く、威勢良く返事が聞こえ・・

とっても冷たい、でも香り高いお蕎麦を頂いた。




今日はまず、岩塩のみで頂く「粗挽蕎麦」を注文。




お塩のみで頂くのは初めて。

しっかり歯ごたえがある。
噛むとふわぁっと蕎麦の香りが口の中に広がる。
塩が少し効いてなお一層蕎麦の自然な甘みが引き立つよう。


で、メインは悩んだけど・・

「穴子おろし蕎麦」



このお店で使用される辛み大根の辛さは京都随一だとか？

おろしのほんのり薄紅色ががなんとも艶っぽい。

からいねあか大根を私用されてるのかな？

このおろし蕎麦、正解！！

身体がか～～っと熱くなってくる。

風邪も逃げ出しちゃう辛さ！！！


そして・・


「そば湯」





この、白濁したとろ～～りと濃厚なるそば湯！！！！

このそば湯をすすっていると・・

噛みごたえたっぷりの香り高き蕎麦を食した余韻に・・
まったりと浸れます。


ちなみにこのそば湯は蕎麦の湯がき汁ではなく
蕎麦粉を溶いて作っているのだとか・・・


あぁ。。

やっぱりお蕎麦大好き♪

次は何処に行こうかな♪






Ｐ.Ｓ.移転後、温かいメニューも展開されてました♪



あ・・も一つ

Ｐ.Ｓ. 唐変木蕎麦之會代表さん。。
腰を痛められているらしくしばらく夜の営業は控えていらっしゃるとか・・・
貼り紙してありました。