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2008.03.23
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カテゴリ:音楽
リストも先年の ピアノぴあ で少し触れたくらい、、
チッコリーニも親しんでる、、というほどでもないのですが、
思い立ったが吉日、、突然思い立って行って来ました。
場所は、川西市みつなかホール。

クラシックとはいえ、、自分にとっては新曲、、
しかし、80歳超の巨匠ピアニストが弾くリスト、、、
想像がつきませんでした。
チケットは当日で残席、ざっと20弱、最後列の補助席です。
でも、小さなホールで、最後列でもにごりなく聴こえて充分です。

リスト体験、というか、チッコリーニ体験というか、
ものすごかったです。

そもそも、全然「地味」じゃない!!
もう、「カラー」です。フランツ・リスト。
曲名が「詩的で宗教的な調べ」とかいうから、
どんだけ、しんみりしてるねん、、、と思ってたら。。。

また、82歳の老巨匠、、、もう「歴史上の」ピアニストと言っても、
過言ではないほどのキャリアの持ち主で、
といって、
格別、たとえば、ホロヴィッツのような、華やかなテクニックをもてはやされるでもない、、
エリック・サティの良き紹介者、、みたいな方が、
既に御歳82歳(当年とったら83歳)、、で、リスト??(知らないけど、難しい曲だろう、、)
くらいにも思いながらの体験だったのですが、

全然!!

高齢にしては、、、とかそんな「ただし書き」は不要です。
曲を熟知した人からすれば、「もっと!」ってところはもしかしたらあったのかもしれませんが、
音がにごるでもなく、
また、強烈なフォルテシモ(イメージ的にはffffくらい)から、
精妙な移ろうようなピアノシモの和音変化まで、
コントロールされきったすばらしいものです。(初めて聴いてもこれはわかる)

リスト演奏として、、、ということはまったくわかりません。
リストそのものをあまり聴かない上に、この曲は初めて、、、

でも、
ちょっとだけ、去年の「ぴあのピア」で紹介されていたときに、
今までのリストの先入観を少しあらためかけてたのですが(とくに「エステ荘の噴水」の響きによる情景描写)、
ナマで聴いて、ピアノもやはり、録音では、絶対にわからないものがあるんだな、、、と
改めて思い知りました。

録音したら、どうしても、暴力的に聴こえてしまう、幅広い低音の連打が、
ナマで聴くと、すばらしい、、
そこから、高音のピアニシモまで、
また、アタリマエなんでしょうが、
平均律を用いているため、そのままやったら、完全には響かない「和音」を、
細やかなトリルなどを多用して、
ほとんど「音の点描」のようです。

そして、たしかに、「口ずさむ」ような曲ではないものの、
旋律は複雑にからみながらも、とても魅力的なものが次々、、です。

すっかり、リストを全身に浴びた、、、という感じです。

途中から、眼の前で演奏しているのが82歳の巨匠である、、とか考えることもなく、
ただただ、とても信頼して、身と心を委ねられるリストの紹介者、、のような気持ちで、
ただ、初めてのリストをあじわいました。

とても幸福な時間でした。

最後まで、パワーは衰えません。

これほどの体験をさせてもらったので、まさかアンコールは期待せず(←ほんまに)、
拍手してたのですが、
なんと、2曲もアンコール。
1曲目は、シューベルトの即興曲Op90-4
2曲目は、ファリャの火祭りの踊り ブゾーニの編曲のものかもしれません、
2曲目なんて、最後の最後なのに、「さあどうだ!!!」といわんばかり。
良い意味で、どちらも、「アグレッシブ」なのです。まったく。

思うのですが、
この歳になっても(ピアノまで歩くのは、フツーのよぼよぼしたお年寄りの歩き方)、
これほど、コントロールしきった演奏ができるのは、
やはり、
「正しい」「ムダのない」方法を実につけ、それをトレーニングし続けているからでしょう!!

ピアノは僕はまったく弾けないし、手も小さいのでどうしようもないですが、
なにごとでも、
最後の「花」「華」にいたるには、種、水、肥やし、太陽、、、を、しかも日々欠かさず、、、が「当然」
なんですね。

ああ、衝動的に行ってよかったです!!!!(本当に、いきなり、、、、えいやっ!!でした。)





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Last updated  2008.03.24 23:39:42
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