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2018.08.06
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カテゴリ:スーパーGT
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病院から戻ったばかりの立川に話を聞いた。
 土曜日午前の練習走行開始から34分を過ぎたとことで、1コーナーのブレーキング入った立川はスピン状態になり、前を走行していた道上の後方に衝突して両者のマシンは大破。セッションは赤旗中断となった。衝突時の立川のマシンの速度は約250km/hだったという。
「ニュータイヤでコースインして、ちょうどアタックに入ったところで、(1コーナーで)ブレーキを踏んだ瞬間に壊れたのが分かりました。最初に一瞬だけブレーキの感覚はあったけど、すぐにズドンと抜けてペダルが床まで行った。瞬間的に壊れたというのは分かった」とその時の状況を振り返る立川。

ブレーキトラブルの原因は今はまだ調査中とのことだが、立川はとっさにクルマをスピンさせて、衝突の衝撃をできるだけ和らげようとした。百戦錬磨のベテラン立川ならではの、瞬間的な防衛本能だった。
「そこで体が反応したというか、真っ直ぐにぶつかるのはとにかく嫌だったのでステアリングを右に切ってスピンしました。でも、やばかったですね。今までの人生のなかでも一番にやばかったかもしれない」
「アタックに入っていたので1コーナーではだいぶ飛び込んでいたし、正直、ブレーキが壊れて『あっ』となった瞬間、自分の体は大変なことになると覚悟した。(人生)終わったと思った。少なくとも、ドライバーとしては終わったと瞬間的に思った。そのくらい、瞬間的にいろいろ思いました。本当に、本気で怖かったです」

「ただ、結果的に、言い方は悪いですけど道上(龍)くんのNSX(GT3)に当たったことによって、衝撃がだいぶ和らいだ。あのまま道上くんに当たらずにウォールに行っていたら、無事じゃすまなかった。本当に、僕にとってはラッキーだった。スピンしてから、前方のクルマが目に入って、当たったときに『これで助かるかも』と思いました。そのときはどのクルマかもわからなかったけど、医務室で相手が道上くんだったことを知りました」 
「クルマが止まってからは、とにかく衝撃がすごかったのと、体の左側が瞬間的に痛くて息ができなかった。炎は見えていましたが、クルマの前の方だけだったので、そんなに焦ることはないなと思っていました。とりあえず無線で『ブレーキが壊れた』と言って、クルマを降りるときにまた無線で文句を言って(苦笑)、怒っていたのと、足はメチャクチャ痛かったのと、それでも体は大変なことになっていなさそうだったのでホッとしたのと、という状況でした」

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Last updated  2018.08.06 20:05:15
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