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テーマ:モータースポーツ(1598)
カテゴリ:WEC
アロンソは、疲れているだろうに、それをものともせず楽しそうに語る。
「いいレースだったよ。だけど、セーフティカーのタイミングがアンラッキーだった。7号車に対し、1分以上リードを築いていた時に 70号車がホームストレートでタイヤバーストした。その影響でセーフティカーが導入され、アドバンテージが帳消しになってしまったんだ」と、勝負の分かれ目をズバッとメディアに話したアロンソ。 「僕たちはタイヤ選択も完璧だった。優勝した7号車トヨタと違って、ウエットタイヤでスタートしたんだ。本当にセーフティカーのタイミングだけ不運だった。でも、こういったことはレースではよく起こることだし、今日は7号車に勝てるだけの速さがなかったということさ」と続けたが、実際には7号車のタイヤはアロンソの認識とはちょっと違っていた。 アロンソ、一貴、ブエミは7号車はスリックタイヤにカットを入れた カットスリック・タイヤでレーススタートに臨んだと思っていたようだが、実際には7号車はウエットカット、つまり、ウエットタイヤにさらに溝を追加した超雨仕様のタイヤでスタートしていのだ。 ただ、小林可夢偉が認めたように、7号車のこの選択は「大失敗でした」(可夢偉)だった。 アロンソが続ける。 「それでもチャンピオンシップを考えるといい週末だったと思う。ライバルであるレベリオンの3号車はリタイアしたから、ドライバーズチャンピオンシップ、マニュファクチャラーズチャンピオンシップの両方でリードを拡大できた。この面では完璧なレースウィークだったと言えるよ」 「WEC富士前はわずか3ポイントのリードだったけど、今は13ポイント差になっているはずだ。どんな形であれ、これはいい結果だと表現できる。セーフティカーの不運さえなければレースで勝てたかもしれないけど、7号車は週末をとおして勝利に値する速さを持っていたよ。次の上海でも、チャンピオンシップのリードをさらに広げたいと思っているよ」 中嶋一貴、セバスチャン・ブエミに続いて3番目の担当ドライバーとして決勝を走ったアロンソ。アロンソがステアリングを握ったときにはすでに2番手で7号車にトップを奪われていた。そしてアロンソはフルコースイエローが出たこともあって、わずか49周、1時間10分程度の走行となってしまった。 「今日のカーバランスは完璧とは言い難かった。高速コーナーではアンダーステアが出ていたし、最終セクターも完璧ではなかった。望んでいたような速さは発揮できなかったが、マシンのレスポンスはよかったし、充分な競争力を感じていた。上海に向けて準備は整っていると思う。次は運にも恵まれるとうれしいね。“スーパーシーズン”は全8戦もあるんだから、多少の浮き沈みはあるものさ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.15 21:25:36
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