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2019.09.11
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カテゴリ:スーパーGT
​9月11日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは鈴鹿サーキットでトヨタGRスープラ、ニッサンGT-RニスモGT500、そしてホンダNSX-GTという3台の車両を集め、記者発表会を行った。新たにGRスープラを投入するトヨタ、ニッサンGT-RニスモGT500、そしてホンダはNSX-GTをFR化するなど、注目の3台となった。



スーパーGT GT500クラスは、長年DTMドイツ・ツーリングカー選手権と車両規定を統一化するべく交渉を進めており、2012年にはDTMが先行で投入。GT500クラスは2014年から車両規定を採用しており、2019年からDTMで2リッター直4直噴ターボを投入するなど、車両規定統一に向けた歩みを続けてきた。
そんなDTMとの共通技術規則『クラス1』に則ったトヨタ、ホンダ、ニッサンの3社の新GT500マシンが9月11日、鈴鹿サーキットで公開された。すでにトヨタは1月の東京オートサロンで発表しているとおり、GRスープラをベースマシンに投入。1月のコンセプトモデルとは大きく異なり、より実戦に則した姿が披露された。
また、ニッサンはこれまで同様GT-Rをベースモデルとしているが、各部に違いが見られているほか、ラテラルダクトなどもこれまでのモデルとは異なっており、2020年規定への対応が見られている。



そして、今回最も驚きの発表となったのがホンダだ。これまで、エンジン搭載位置を市販車と同様のミッドシップとしていたが、2020年規定からエンジン搭載位置をフロントに変更。技術規則に則ったFRのNSXとしたのだ。外観上はFRらしさがあまり感じられない自然な印象を受けるが、これまでリヤにあったエキゾースト出口が、他2車と同様のボディ右側に、またフロントグリル内にはラジエターのようなものも見える。



GTアソシエイションの坂東正明代表は、今回の発表にあたり「ここにクラス1規則に則った車両を公開でき、うれしく思います。そして、この車両を開発して下さった日本を代表する3メーカーの皆さんに、心から感謝と敬意を申し上げます」と語った。
「クラス1はスーパーGT、DTMが中心となり、日独の自動車メーカーとともに協議を繰り返し誕生した規則です。コストを削減し、ヨーロッパ、アジアで統一の規則を作ろうと粛々と計画を立て、障害を乗り越えながら、今年からDTMでも2リッター直4直噴ターボを導入するに至りました」
「クラス1規則が完成し、今後はDTM車両がスーパーGTに参戦すること、そしてその逆も可能になります。GTAとITRが進めるグローバル化については、ホンダさんもクラス1規則に合致した車両を開発して下さいました」
「GTAはより多くの自動車メーカー各社さまのご理解、ご協力を得ながら、クラス1をより育てていきたい」
9月12日からは、トヨタGRスープラとニッサンGT-Rの2台が鈴鹿でテストを行う予定。ホンダNSX-GTは今後テストが行われる。
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Last updated  2019.09.11 22:49:05
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