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テーマ:モータースポーツ(1598)
カテゴリ:スーパーGT
2018以来の現地観戦でワクワク感も ニスモGT-Rの大クラッシュで蒼ざめた。 クラッシュ直前のNismo GT-R 例年であれば、富士でWECが開催される この日、秋晴れ 多少風は強い中、決勝53周がスタート。 ローリングスタートで1コーナーへと突入したポールシッターの8号車ARTA野尻智紀を先頭にクリーンな立ち上がりを見せるが、5番手の3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rの平手晃平が16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの武藤英紀と、予選のミスから挽回を期す38号車ZENT GRスープラの立川祐路にかわされ、7番手に後退する。 さらに4周目には日立オートモティブシステムズシケイン進入でRed Bull NSX-GTを捉えたZENT立川が、早くも5番手に進出。3番手争いを繰り広げる19号車と12号車に迫るべく、自己ベスト連発でペースを上げていく。 するとその気配を感じたか、5周目のホームストレートで12号車カルソニック IMPUL佐々木がWedsSport ADVANの国本雄資を攻略し3番手に上がると、逃すまいと鬼気迫る追撃を見せる立川は、GT300後方集団が絡み始めた7周目の1コーナーでアウト側からWedsSport国本を仕留め、4番手へと上がってくる。 一方、後方の燃リスダウン組の攻防では、11番手スタートだったウエイトハンデ92kgの37号車KeePer TOM’S GRスープラのニック・キャシディと、同じく12番手発進の36号車au TOM’S GRスープラ サッシャ・フェネストラズのTOM’S勢がタッグを組み、早々2周目に14号車WAKO’S 4CR GRスープラをオーバーテイク。さらに10周目から11周目にかけて17号車KEIHIN NSX-GTをもパスしていき、序盤からトップ10圏内に這い上がってくる。 10周を過ぎた頃から2番手を走る64号車Modulo NSX-GT伊沢拓也のペースがじりじり落ち始めると、12周目の1コーナーでカルソニック IMPUL佐々木が前に出る。抜かれた伊沢のすぐ背後に立川が迫るが、ここから粘りを見せたModulo NSX-GTはZENT GRスープラをなんとか抑え込み、ルーティンのピットまでポジションを守り抜こうと力走を披露する。 その精神戦はピットウインドウが開いた19周目に決着となり、シケインのアウト側から仕掛けた立川がこの勝負を制し3番手を手にする。ときを同じくして、ピットロードでも大きなアクシデントが発生した。 100号車RAYBRIG NSX-GT牧野任祐を追走してピットへと向かったKeePer TOM’Sキャシディが、その速度制限トラップ手前でRAYBRIGに追突。100号車のリヤは大破し、37号車も右フロントを破損するダメージを抱え、RAYBRIGはタイヤ交換と給油作業を経てガレージインとなってしまう。 翌周には8号車ARTAと36号車au TOM’S、その翌周には12号車カルソニック IMPULや64号車Modulo、22周目には38号車ZENTなど上位勢が続々とピットへ向かうなか、最後尾スタートでピット作業を引っ張りステイアウトしていた23号車MOTUL AUTECH GT-Rが見た目上のトップに浮上する。 するとこの瞬間、S字コーナーでGT300クラスの車両がスピンオフ。セーフティカー(SC)出動の可能性が高まると、23号車MOTULはすかさずピットロードへ。ピットレーン封鎖前にドライバー交代へ向かうと、予想どおり直後にSC導入が宣言された。 これでコース上の各車はスローダウンでオーバーテイクが禁止されると、ルーティン作業で8号車をかわして暫定首位浮上に成功していたカルソニック IMPUL GT-Rの目の前に23号車MOTULの松田次生がコースイン。 ”Nismo Magic”炸裂 なんと大逆転で首位に立ち、先導走行のトップで隊列を率いる。 まさかの大逆転劇を演じたMOTUL AUTECH GT-Rを先頭にレースは27周目に突入し、リスタートが切られると、松田は1分49秒284の自己ベストで逃げ、2番手カルソニック IMPUL GT-R、3番手ARTA NSX-GTを抑えていく。 一方、37号車KeePer TOM’Sのバトンを受け取ったばかりの平川亮だが、キャシディが引き起こしたピットレーンでの事故によりドライブスルーペナルティが課され、レース後半戦を戦う前に勝負する権利を失うこととなってしまった。 35周を過ぎ、トップを走るGT-R同士の優勝争いが白熱するなか、17周目に最初のピットを終えていたポイントリーダーの14号車WAKO’S 4CR GRスープラが、最低周回数義務消化のため再び大嶋和也にドライバーチェンジするべくピットへ。さらに40周を前に、そのピット内でマシン修復作業を進めていた100号車RAYBRIG NSX-GTがコースへ復帰し、山本尚貴が最後尾ながら今後を見据えたデータ収集を進めるべく走行を再開させる。 レースは残り10周を切り、路面温度も25度まで低下したものの、首位を行くMOTUL松田は安定したレースラップを刻み、2番手に4.616秒のマージンを築いて52周のトップチェッカーを受けた。 予選Q1のクラッシュにより最後尾スタートの地獄を味わった23号車が、起死回生の大逆転で鈴鹿2勝目を飾ると同時に、タイトル争いへ一気に加わることに。 2位には今季ここまで速さを披露しながらも、アクシデントやトラブルなど苦しい展開に泣かされてきたカルソニック IMPUL GT-Rが入り、星野一義監督も喜びをあらわにした。 3位には韋駄天、予選からSCまでを牛耳ったARTA NS-Xが入った。 【GT500クラス レース結果】 1位:No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ) 2位:No.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴) 3位:No.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺) 4位:No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正) 5位:No.38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明) 6位:No.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹) 7位:No.36 au GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ) 8位:No.24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー) 9位:No.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋) 10位:No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット) 11位:No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一) 12位:No.14 WAKO'S 4CR GR Supra(大嶋和也/坪井 翔) 13位:No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京) リタイア::No.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)、No.37 KeePer TOM'S GR Supra(平川 亮/ニック・キャシディ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.10.28 23:46:44
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