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テーマ:家を建てたい!(9920)
カテゴリ:風水 インテリア
最近の現場工事は床の仕事が続いていた内装屋さん。
床に関して一言。 木質の床・一般的にフローリングと呼ばれているもの。 フローリングには、無垢板といって、一枚板でできている商品から、基材は集成材で表面に単板を貼り付けてある商品いろいろあります。 材質や塗装で種類もさまざま。 これらにウレタンWAXを施工して、丈夫に長持ちさせる工事も請け負っています。 今回は、カーペットの話。 カーペットも素材や作り方・加工によって価格もさまざま。 ウールマークの商品もあれば、化繊の商品もあります。 特徴も一長一短。 ウールの商品は裸足で歩くと気持ちのいい商品ですが、天然の羊毛は汚れやすい欠点があります。 化繊の商品は、汚れが付きにくくタフですが、風合いがウールに比べていまいち。 メーカーによっても違いが有ります。 自社工場を持ち本当のメーカーはしっかりした商品を提供しています。 メーカーと世間では言われながらも自社工場を持たないインテリア商社はデザインは優れていますが、商品は職人さん泣かせのものが多いです。 なぜか? 内装屋さんが分析すると、自社工場の会社は商品に責任を持っていますが、商社にはその気持ちが薄い。 寸法の安定性や耐久性・施工性を考えた時の最低限ラインはあります。 例えば、原料となる糸を作る段階で、1000必要なら自社工場の会社は1000使います。 商社は997使うとします。 この3という数字があなどれません。 これが大量に生産する商品の場合1000万という数字になり、3万という差がでてくるのです。 これが、原材料コストに変わり、企業努力という名の商社の余分な儲けとなるわけです。 カタログに載せる組成や見た目には判らなくても寸法の安定性や耐久性・施工性が変わります。 糸だけでなくすべての工程でこの企業努力を行います。 年間1000億円売り上げていれば、この企業努力で3億円利益が出ます。 それを商品開発という名のデザイン企画費用に当て、消費者が望むトレンド商品を企画してコマーシャルによって認知度を上げて販売します。 最近の原油価格の高騰によって自社工場を持つ会社にもこのような傾向が見れるのは残念です。 この一ヶ月で、各仕入先が揃って、仕入れ価格の値上げです。 カタログの定価は変わらないのに仕入れ値だけ上がった。 ガソリン代も6月からさらに上がる。 現場仕事が主体の内装屋さんには、売り上げが変わらなくても支払い経費が多くなった分だけ損益です。 適正な価格でのクオリティの高い商品開発が、業界全体の正常化となると考えますがいかがでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月29日 07時12分19秒
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