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テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
カテゴリ:自作真空管アンプ
今日は出力トランスの選定。
コレもなかなか面白い♪ 6922 ヘッドフォン・アンプ 構想編 その2から、 出力トランスには8kΩ:16Ωのプッシュプルのを起用することとなった。 2次側には36Ωのヘッドフォンを繋げるので、1次は8k×36/16=18kΩとなる。 プッシュプルだと1つの球の負荷はその1/4だから4.5kΩ。 チョークや出力トランスでの電圧降下から、無信号時プレート電圧を仮に125Vとして、 6922のプレート特性曲線に4.5kΩのロードラインを引いてみた。 2.8Vの入力で0.6Wの出力を見込む。 CDプレーヤーの出力は2Vの機種が多いから、ダイレクトで0.5Wか・・。 108dBのヘッドフォンなら、充分過ぎるパワーだ。 8kΩ:16Ωの巻き線を持った、プッシュプル用出力トランスを探してみると・・。 1.タンゴ FE-10-8 \10,350- 10W(50Hz)、20~60KHz(±1.0dB)、許容1次DC電流110mA(2本分)、寸法56X50X81 2.春日無線 KA-8-54P \3,200- 10W、20以下~60KHz以上、許容1次DC電流80mA、寸法72X51X57 3.ノグチ・オリジナル OTN-V6P \5,440- 10W(50HZ)、20~45kHz(?dB)、許容1次DC電流120mA(2本分)、寸法81X55X69 4.タムラ F-485 \13,755- 15W、30~50KHz(?dB)、許容1次DC電流110mAX2、寸法71X68X91 これらが候補となる。 6922は無信号時15mA前後を流すので、許容電流値は全部パス。 タムラは寸法が大きいのと\が高いので、候補から外す。 ノグチ・オリジナルは設計が昔のなので狭帯域だ。 プッシュで高域のレスポンスが45kHzは、ちょっと寂しい。 う~~ん、止めておこう。 タンゴは特性充分で占有面積も小さく魅力的だが、やや\が高いのでパス。 目標はトータルで¥2万台だからなぁ・・。 5A6ヘッドフォン・アンプで好結果を得た春日無線に、今回もお世話になるとしよう。 KA-8-54Pはオリエント・コアを使用した、価格以上のグレード。 次はヒーター用電源トランスを探すとしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 2, 2009 11:13:51 AM
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