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テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
カテゴリ:自作真空管アンプ
先日仕上がった6922ヘッドフォン・アンプ。
AC100Vを直接整流して動作するもので、 DVR-7000と接続すると漏電遮断器が動作してしまうと前日の日記で書いた。 では、どうして漏電遮断器が動作したのだろう。 DVR-7000はTVチューナー内臓で、信号はCATV会社から引き込まれている。 もうこの時点で原因が分かった。 TVの信号ラインであるアース線を通して、 電流の一部が柱上トランス二次側の接地線に帰っていたのである。 上図ではCにあたる。 漏電遮断器とはACラインの行きと帰りのアンバランス、上図ではAとBを監視している。 A=Bならば漏電遮断器は動作しない。 しかし今回のようにA=B+Cとなってしまうと、漏電遮断器のお出ましだ。 最近は高感度の遮断器が多く、数ミリAで動作してしまう。 机上の理論はここでおしまいで、実際にDVR-7000のTV入力信号ケーブルを外してみた。 お~~、やっぱ問題なく動作したぞ♪ 1時間CDを聴いていても、漏電遮断器は動作しない。 数時間エージングしてのAC100V直接整流での音質は、自然な鳴り方である。 ボーカルが奥に引っ込まないのが良い。 アイソレーション・レギュレータであるCSEのR50を通すと、 ノイズレベルが一段と低くパワフルでエネルギッシュ。 ちょっと作られた音と言ってしまえばおしまいだが、 アイソレーション・レギュレータはより臨場感を与えてくれる。 昼間はACラインの質が良くないので、深夜に聴いてみるとしよう。 ひとまずノイズカット・トランスは止めておく。 参考にこのトランスを調べたのだが、オーディオの登竜門であるオヤイデ電気に 500VAのコンセント付きのがあった。 お値段は\46,000-くらい・・。 アホッ!! 6922ヘッドフォン・アンプが2台作れちまうじゃないかっ! 不便だがこのアンプを使う時は、TVの入力信号ケーブルを外すとしよう。 自前でアンテナを立てているご家庭など、 接地点が複数箇所に跨らないケースでは漏電遮断器は動作しない。 マルチプレーヤでCD聴くのもナンだから、 ノイズカット・トランスに\46,000-出すんだったら単品でCDPでも買うベ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 20, 2009 12:00:11 AM
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