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テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
カテゴリ:自作真空管アンプ
メイン・アンプである2E22シングルは、設計・製作が2000年2月。
日常使っていて音が悪くなったとは感じられないのだが、 もう少し低域の量感やパンチが欲しくって、 B電源入力コンデンサとフィルタ・コンデンサを3倍以上の容量に換装。 ほぼ思った通りの結果となり満足も束の間、 取り外したコンデンサの容量チェックで愕然としてしまったのだ。 思ってた以上に電解コンデンサの劣化が激しく、OH(オーバーホール)を決行したのは2日前。 今日は交換する電解コンデンサの調達のため、秋葉原参り。 今回のOHでは、全ての電解コンデンサを交換するつもりである。 ヤルんならHも酒も遊びもとことんやるバッカス。 おっとまたまた脱線・・。 調達先は千石電商、鈴商、名前は覚えていないガード下のジャンク屋さん。 2E22フィラメントの定電流点火回路用コンデンサは、当初33000μF10Vあたりを検討していたが売っていなかった。 仕方ないので6800μF10Vを片ch4本使うことに。 スペースが許せば6パラくらいに増強したいところだ。 信号電流が流れる部分の電解コンデンサは、 トータルの容量が同じでも大容量イッパツより、中容量数パラの方が音質的に好ましいケースが多い。 その差は瞬発力や立ち上がりの良さとなって現れる。 モノは東信工業の低ESR品で、多分パソコンの電源に使われるグレードのもの。 フィラメントの直流点火用コンには、是非ともハイ・リップル型をチョイスしたいところだ。 これはB電源の入力コンデンサにもあてはまる。 2E22は直熱五極管なので、低ESRによる高域のキツさを和らげる狙いもあってこれを選んだ。 結果はどーだか断言できん。 固定バイアス電源用にはニチコンのKZ、東信のオーディオ・グレード、 初段B電源フィルタ用には日本ケミコンのKMMシリーズと多彩。 せっかくのOHなので、初段リップル・フィルタと2E22固定バイアス電源は設計し直すことにした。 リップル・フィルタはTrをhfe25から150の高いものに交換し、 ベース回路のフィルタ用チョークも10倍のインダクタンスのものに。 2E22固定バイアス電源はチョークを投入し、高調波ノイズを撲滅させる。 ここの電源トランスを2E22・HY69(将来用)に特化した、2次側電圧の低いものに換装。 現状では2次側がACで40V近く出ているので、リップルが多くムダである。 2次出力はAC24Vくらいで十分だ。 トランスの手配もせんとな・・。 自宅からそう遠くない染谷電子で調達する予定だ。 なので固定バイアス回路は最後に換装となりそう。 我ながら、直熱五極管にこれまで時間を割いている人は、私くらいと思う。 しかも、グリッド・チョーク方式にする予定だし。 2E22とは8年越しの付き合いだからなぁ。 どーも2A3や300Bみたく、素直に良い音が出るタマは食指が出ない。 設計・製作してそれっきりというのは寂しいもんだ。 ひと癖ふた癖ある直熱五極管をじっくり調理して、美味しくいただきたい 女性に対しては・・、300Bみたいな素直な女性が良いに決まってる! おっと、マールの勢いでタイピングが滑った。 設計も程々にして、寝るべ 明日も7時起きだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 21, 2009 02:59:11 PM
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