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テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
カテゴリ:自作真空管アンプ
ネットで小型三極管を調べていたら、1626が\1,200-から売られており、コレに決定。
手元のデータシートでは送信管に分類されており、グリッドが+領域のカーブが記載されている。 1626の定格 ヒーター電圧:12.6V ヒーター電流:0.25A プレート電圧:250V プレート電流:25mA グリッド電流:8mA プレート損失:5W 相互コンダクタンス:2.3mS 増幅率:5 となっている。 特性曲線から最大出力を算定してみた。 相互コンダクタンスと増幅率の関係から、内部抵抗は2kΩ強となる。 RCA発表のデータシートにロードライン5kΩで引いてみたが、ラインが立ち過ぎって感じだ。 男のアレならともかく、今回は宜しくない 7kΩのロード・ラインを引いてみる。 ダンピング・ファクタの関係からも7kが良いのだが、 音出しで5kが良かったら5kにするかもしれない。 設計は7kで進めていくこととする。 1.グリッドを-領域でのみで使用した場合 Ep:250V Eg:-35V Ip:20mA Rl:7kΩ Po:0.8W 2.グリッドを+領域まで使用した場合(上図参照) Ep:190V Eg:-22V Ip:25mA Rl:7kΩ Peak AF Grid Voltage:84Vp-p Po:1.6W もう決まったも同然、エミッタ・フォロワでグリッドを+まで強力に振ってやる。 確認のため商用電源であるAC100Vを半波倍電圧整流すると、280V付近が整流後電圧。 1626のEg:22V、ドライブ電圧の波高値:42V、カスコード増幅器のカサ上げ:5V、 フィルタ用チョークと出力トランスでの電圧降下合計が10V、 ドライブ電圧の余裕として10Vを見込むと、実効プレート電圧は190V強となる。 問題なさそうだ。 8Ω負荷で出力1.6Wだから、電圧に換算すると3.6V。 この時のグリッド入力電圧は29.7Vなので、出力段のゲインは0.12倍。 トータル・ゲインを10倍とすると、初段に必要なゲインは82.5倍。 NFBを6dB掛けるとすると、初段には165倍のゲインが求められる。 エミッタ・フォロワのゲインが0.95倍だとしても、180倍ほど。 ざっと見積もって、トランジスタはhfe=200くらいあれば良い。 回路図は後日upするとしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 29, 2009 02:11:33 PM
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