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テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
カテゴリ:自作真空管アンプ
1626シングル・アンプのシャシー・サイズは200×150×50mm。
この中に各種トランスや大型電解コンデンサ、球、電子回路の基板なんかを詰め込む。 誘導ハムの最小点を探すべく、6922ヘッドフォン・アンプと同じ手法で追い込んでいく事に。 人によっては出力トランスの2次側にオシロやミリバルを繋げるが、 私はヘッドフォンを繋いでいる。 この方が目の移動が殆ど無いので楽である。 今回はてこずりそうだな・・。 珍しくヤル前から弱気なバッカス KA-5730はあの小ささで1次インダクタンスが18Hもあるから、相当巻き数が多いはず。 よって電磁誘導には5A6アンプや6922ヘッドフォンアンプのトランスと比べ、 カナリ敏感だと予測が付く。 何はともあれ、誘導ハムを確認してみよう。 ヒーター用トランスのHT-1208にAC100Vを印加する。 このトランスはEIコアなので、漏洩磁束は無負荷でも実負荷でも大きな違いは無い。 思っていた通り、5A6アンプの時と比べ2倍近いハムだ。 まったく聞こえないポイントがあるにはあるが、 かなりアクロバティックな取り付けになってしまう。 こーなったら安物のコイツに、ショートリングかましてやる。 今回は念には念をゆー事で、トランスのカバーを外して銅版を巻く正攻法でいく事に。 カバーを外して、トランスをスッポンポン状態に↓ (あ~ぁ、スッポンポンにするんだったらにしてぇー!) 銅版をコイル-コアの外側部分に巻くまでは順調に事が運んだ。 問題はカバーがなかなか嵌らん。 銅版の分膨らんだからなぁ・・。 こーなったら力業、大型万力でプレスしてやる!! 流石に万力だけあって、あっけなく嵌ってしまった。 仕上げに銅版の端を100Wの半田ごてでロウ付け。 仕上がりの様子↓ 再び誘導ハムのチェックをしてみたが、ほんの少~~し良くなった程度。 ハム・プルーフ・ベルトじゃないとダメだな。 かと言ってニッケル板なんて持ってないから、アクロバティックな配置でいこう。 スイッチング電源でヒーター点火も一時頭をよぎったが、何だか邪道な気がして・・。 時間のある時に、秋月で売ってる安いスイッチング電源の輻射ノイズと、 出力トランスに誘導されるノイズの関係でも調べてみよう。 EIコアにはいつもヤラれるぜ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 1, 2009 07:55:29 AM
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