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テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
カテゴリ:自作真空管アンプ
久し振りに、33シングル・アンプの日記である。
デザインはセンター配置と最終的に決まったので、実際に使用する部品を動かして、 配線の引き回しや取り付け具合を検討していた。 限られたスペースの中で、電解コンやチョークといった大物部品を、 効率よく実装しなくてはならないので、なかなか手応えのある作業だ。 ここで、センター配置ならではの問題が浮上! 音量調整VRなのだが、中央に配置すると電圧増幅部までの距離が長くなってしまう。 距離にして15cmで、こんな長い距離をVRから引き回した事はない。 シールド線やツイスト線使えば発振はしないが、音の鮮度が損なわれそう・・。 モノラルで音量調整できるよう、左右個別にVRを設けることにした。 ここで一般的な無段階のVRだと、左右の音量調整がめんどっちぃ! ロータリー・スイッチを使った、ステップ式のアッテネーターを採用する。 なんか・・、プリアンプみたいになってきたぞ! 制作費がここで\10,000-近くupなり・・。 ¥は捻出できるので、23接点L-PAD式アッテネーターを設計してみる。 L-PAD式とは、信号側、グラウンド側と2つの抵抗器で信号を減衰する方式。 減衰量は1ステップ3dBとし、23接点だとトータルで60dB強。 16kΩのアッテネーターで設計してみる。 減衰量 信号側R G側R 0 0 16k -3 4.7k 11k -6 8.2k 8.2k -9 10k 5.6k -12 12k 3.9k -15 12k 2.7k -18 13k 2k -21 15k 1.5k -24 15k 1k -27 15k 680 -30 16k 510 -33 16k 360 -36 15k 240 -39 16k 180 -42 16k 130 -45 16k 91 -48 16k 62 -51 16k 47 -54 16k 33 -57 16k 22 -60 16k 16 -63 16k 11 ∞ 16k 0 抵抗器は、コストパフォーマンスの高い、タクマンのREYを採用予定。 ステレオで88個の抵抗器を使う! 完成させるのに半日喰っちまうな。 ロータリー・スイッチは、東光かセイデン。 1段1回路23接点とか、1-1-23と呼ばれる。 スイッチも2個。 クールダウンさせたら、アキバへ部品調達だ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 3, 2009 06:03:09 PM
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