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May 26, 2009
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カテゴリ:自作真空管アンプ
今日は完全自作である1626シングル・アンプを持って、
お世話になっている春日無線にお邪魔した。
HYTRON製1626を、特別に譲って頂いたからだ。

ただこのアンプ、コンセントを直接整流しているので、
プラグを挿し込む極性によっては感電いなずまする。
予め検電ドライバーかアナログ・テスターで、コンセントの接地側を確認しないといけない。

店主の地曳さんにアンプを見せると、実装密度の高さ、シャシー加工の具合、
配線の細かさにとっても驚いている。
何人かのお客さんも、シャシー内の配線や部品の実装、コンパクトさに驚いてた。
そのうち、あれよあれよとギャラリーが集まり、10人くらいの人だかりに。
しかも、ラジオ技術のライターの一人である、長島勝先生までお目見えに!!
回路図を聞かれたので、カスコード・ブートストラップ1段+エミッタ・フォロワで全段直結、
1626カソードに固定バイアス用の高精度シャントをかましていると説明。
みんな私よりもずっと年上の、50代ばかり。
30そこそこの私がレクチャーするのは、何か変な気がする。
先生は、こんな回路のハイブリッド・アンプは見たことが無いと言う。
(私は雑誌記事のパクりはしない派)

誰かが、このアンプを聴いてみよう!と言うことになり、お店のシステムと接続開始。
私はアナログ・テスターを借りて、ACコンセントの極性チェック。
電源SWを投入し、数分後に音出し。
地曳さんは、『こんな1626の音は聴いたことがない』と言う。
長島先生は、『重心がグッと下がっててローエンドまで伸びていて、半導体アンプの音に近い』
と仰ってた。
自分も完成直後の音出しの段階から、随分とハイスピードなサウンドだなぁと思ってたが。
ある意味、半導体ドライブ段の、石のキャラが支配してしまっているのだろう。
半導体と言うと硬い音・・、というイメージを持つ方もおられようが、
この1626シングル・アンプではキツイ音は全くしない。
音の泡立ちがよく分解能も高い。
ただ、響きとなるとタンゴのハイグレード・OPTに勝てない。
\3,000-そこそこのと、\30,000-くらいするタンゴのとを比べるのは、酷だな・・。
33アンプでは石のキャラを控えめに、球の個性を出した仕上げになるようにしなくては!
課題が一つ増えてしまった。

なんだかんだで、お店に3時間近く居座ってしまった^^;
今日は帰宅したら、石の音とはなんぞや?でネット検索してみよう。





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Last updated  May 30, 2009 06:30:42 PM
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