|
テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
カテゴリ:自作真空管アンプ
今日は完全自作である1626シングル・アンプを持って、
お世話になっている春日無線にお邪魔した。 HYTRON製の1626を、特別に譲って頂いたからだ。 ただこのアンプ、コンセントを直接整流しているので、 プラグを挿し込む極性によっては感電する。 予め検電ドライバーかアナログ・テスターで、コンセントの接地側を確認しないといけない。 店主の地曳さんにアンプを見せると、実装密度の高さ、シャシー加工の具合、 配線の細かさにとっても驚いている。 何人かのお客さんも、シャシー内の配線や部品の実装、コンパクトさに驚いてた。 そのうち、あれよあれよとギャラリーが集まり、10人くらいの人だかりに。 しかも、ラジオ技術のライターの一人である、長島勝先生までお目見えに!! 回路図を聞かれたので、カスコード・ブートストラップ1段+エミッタ・フォロワで全段直結、 1626カソードに固定バイアス用の高精度シャントをかましていると説明。 みんな私よりもずっと年上の、50代ばかり。 30そこそこの私がレクチャーするのは、何か変な気がする。 先生は、こんな回路のハイブリッド・アンプは見たことが無いと言う。 (私は雑誌記事のパクりはしない派) 誰かが、このアンプを聴いてみよう!と言うことになり、お店のシステムと接続開始。 私はアナログ・テスターを借りて、ACコンセントの極性チェック。 電源SWを投入し、数分後に音出し。 地曳さんは、『こんな1626の音は聴いたことがない』と言う。 長島先生は、『重心がグッと下がっててローエンドまで伸びていて、半導体アンプの音に近い』 と仰ってた。 自分も完成直後の音出しの段階から、随分とハイスピードなサウンドだなぁと思ってたが。 ある意味、半導体ドライブ段の、石のキャラが支配してしまっているのだろう。 半導体と言うと硬い音・・、というイメージを持つ方もおられようが、 この1626シングル・アンプではキツイ音は全くしない。 音の泡立ちがよく分解能も高い。 ただ、響きとなるとタンゴのハイグレード・OPTに勝てない。 \3,000-そこそこのと、\30,000-くらいするタンゴのとを比べるのは、酷だな・・。 33アンプでは石のキャラを控えめに、球の個性を出した仕上げになるようにしなくては! 課題が一つ増えてしまった。 なんだかんだで、お店に3時間近く居座ってしまった^^; 今日は帰宅したら、石の音とはなんぞや?でネット検索してみよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 30, 2009 06:30:42 PM
コメント(0) | コメントを書く
[自作真空管アンプ] カテゴリの最新記事
|