|
カテゴリ:自作真空管アンプ
お店の事などもしながら作業していたので、
12AU7 ヘッドフォン兼パワーアンプが今しがた、ほぼ完成しました。 おなじみの、ハラワタです↓ 私のアンプとしては実装密度がとても低く、作りやすかったです。 電源トランスがA、B電源それぞれ用意しているので、 その辺りの配線に時間が掛かってしまいました。 ドライバーは半導体によるディスクリート構成で、実効値50Vのドライブ能力があり、 2A3を振ることができてしまいます! 実際では、12AU7のドライブ電圧は5Vにも満たないのでオーバースペックですが、 ドライバーは大事ですよ。 出力管の良さを発揮させるのに、掛ける電圧や流す電流は大事ですが、 ドライバー段の能力も音楽再生にかなり寄与します。 B電源のブリッジ整流直後には、200V680μFの大容量コンデンサを使い、 腰の据わった低音を狙ってます。 その後、トランジスタによる簡易リップル・フィルタを通し、 セパレーションの向上とノイズの低減を図ってます。 カップリングコンデンサには、EROのヴィンテージ・ポリカです。 MKC-1863 0.5μFで、秋葉原でも見掛けない貴重なコンデンサ。 リリース記念と言うことで、特別に採用しました☆ 抵抗器は、ドライバー段にはREY、終段にはDALEのRN60Dを奢ってます。 ソースとカソードの電解パスコンには、大容量のマザボ用を投入です。 超低ESRの採用で、高域の滑らかさを狙いました。 ヘッドフォンを繋いでも、ハムやノイズは全く聞こえません。 前回の6AK6 三結アンプ同様、静寂感に包まれた優秀なアンプですね。 12AU7のカソード抵抗にコンデンサをパラわなければ、 電流帰還がかかり歪は非常に小さくなります。 予備実験から、フルパワー直前でも0.1%ほどです。 しかし、内部抵抗がかなり高くなるし、カソードがアースから浮くので、 ノイズ的にも不利になってしまいます。 少し電流帰還を掛け、オーバーオールのNFBも併用させ、試聴しながら定数を決めます。 終段のカソード抵抗器を分割は、雑誌でも殆ど見掛けない、珍しい手法です。 部品がこなれてきてからFIXするので、リリースはもう少し先ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 5, 2012 01:02:40 PM
コメント(0) | コメントを書く
[自作真空管アンプ] カテゴリの最新記事
|